原発って・・・（319)

原発は危険か？この問に答える前に逆に問いを出してみたい。「飛行機は危険か？」現在
の世界では飛行機が日常的に飛んでいる。まあ滅多に事故は起きない。だがゼロではない。
毎年必ず数件の事故は起こっている。こないだも東南アジアで事故が起きた。

そして飛行機の場合、墜落事故が起きれば乗っている人間はほぼ１００％死ぬ。よほどの
奇跡でも起きない限り助からない。こんな飛行機は危険なのか？安全なのか？さあどっち
なのだろう。オイラがこの問を投げかけられたらこう答える。「安全だと思えば安全。危
険だと思えば危険」

原発も似たようなものだ。人類が原発を使うようになってから６０年ほど経つが、大事故
と呼べるものはチェルノブイリと福島だけだ。小規模なトラブルはちょくちょく起こって
は居るものの、破局的事故となるとこの２つだけである。

「原発は安全」と言い切る人の頭の中はおそらくこうだ。「俺は東京に住んでいる。原発
は福島とか新潟とか東京から遠く離れたところにある。大事故が起こったとしても俺は安
全。だから原発は安全」まあこんな論理を展開されたら、福島や新潟の人はたまったもん
じゃないだろう。しかしである。実際に原発建設を受け入れたのは福島や新潟の人たちな
のである。自業自得だ。

「いやいや、原発は安全だって国が言ってただろ」と反論するだろう。しかし、そんなオ
タメゴカシに騙されるほうが悪いと思う。なぜ安全なのか？という点について自分なりに
データを整理して論理的に考えてみたのか？人の言うことを盲目的に信じて裏切られたと
騒ぐとか、小学生じゃあるまいし。自分が信じたものは自分で責任取れよ。