mixiユーザー(id:91293)

2015年01月08日19:18

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ちゃんと読んだ?

集団的自衛権に関する閣議決定を読まずに新聞だけを信じて発言したらこうなる、という見本のようなもの・・・

閣議決定(国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について)の全文はこちら>http://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/pdf/anpohosei.pdf

自衛隊を派遣するための条件として
「我が国の支援対象となる他国軍隊が「現に戦闘行為を行っている現場」では支援活動は実施しない」
これだけでもアメリカなどが空爆や地上部隊による戦闘を行っている国・地域には自衛隊は支援活動ができないのだが、記事中では「米国がイラクでの地上戦を開始するとなれば、安倍首相の判断次第で、即時、自衛隊派遣ですよ。」となっている。

武力行使の条件として
「我が国に対する武力攻撃が発生した場合のみならず、我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される危険がある場合において、これを排除し、我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないときに、必要最小限の武力を行使することは(以下略)」
となっている。
こんな状況は私には思いつかない。極端な例で、アメリカ本土、ワシントンDCが攻撃されたとしても、我が国の存立が脅かされるとは思えない。友好国はアメリカ1国だけではないからだ。
イスラーム国がイラク、シリアなど中東の範囲内で何をしようとも、日本の存立はゆるがないだろう。日本に対して核弾頭付ミサイルをぶっ放されたら「日本の存立が脅かされる」だろうが、これに集団的自衛権は関係ない。自国を守るだけのことだし、日本は反撃するより先にミサイルを打ち落とす「自衛」そのものの権利を行使するだけの話だろう(できるかどうかは時の運)。
つまり、アメリカに付き従って戦争をやりにいくとは到底考えられない。
(イスラーム国が独立宣言をしたのがこの数日前のこと。つまり、この閣議決定があり、関連法案も出す、ということになればアメリカが「ついて来い」と言ってきても要件を満たさないからダメだ、と突っぱねることが可能だと思われる。この決定文書がなければアメリカは「法的根拠がないなら来い」と言い出しかねない)

なによりも、日本だけが「戦前」の体制に戻ったところで戦争をする相手はいない。ロシアとの平和条約は締結されていないが、すでに友好国となっているといっていい。インドネシアなどへ石油を「確保」しにいく必要もない。大陸にも半島にも日本が守らねばならない利権などない。列強がアジアを植民地支配していることもない。
中東をはじめとするアラブ社会が日本を敵視していることもない。宗教的ないさかいはないし、日本に覆された政権などもない。
いちゃもんをつけている国が2・3あるが、ほったらかしておいても「日本国の存立」はゆるがない。

そして情けないぐらいに現代日本人には覇気がない。

こんなものを「専門化が予測」とは・・・日本という国はまことにおめでたい。

専門家が予測する2015年日本の政治「戦前に逆戻りを…」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=145&from=diary&id=3217093
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