大和郡山市では、市の偉大な先人である水木十五堂氏の功績にちなみ、
歴史や伝統文化、自然など様々な分野において蒐集を行うと共に博識を
持って社会に貢献した人物を3年前から毎年表彰しています。
今年の受賞者は、4代目市川猿之助氏です。
その表彰式と記念講演が今日、大和郡山市の城ホールで行われ、行って
きました。
今回はご縁で市川猿之助氏の似顔絵切り絵の制作依頼を市から受け、本
日楽屋を尋ねて直接手渡しました。
間近に見る第一印象は「超かっこ良い!」です。
今回のご縁を繋いで頂いた市長さんと一緒に撮影、ブログ掲載の許可も
頂きましたのでアップします。
ただ私は歌舞伎を観る機会は少なく、また市から「今回の受賞は役者の
猿之助氏ではなく、彼個人としての受賞です。」と聞き、役になりきっ
た「姿」ではなく、猿之助氏そのものを描かねばならず、ハードルが高
いです。
大河ドラマ『風林火山』は欠かさず、またドラマも見ておりますが、す
べて役になりきった姿しか知りません。
本人のことを全く知らない状態で表面だけを捕えて切り絵にするのは気
が進まず、まずは彼の人となりを知るための情報集めからスタートし、
約20点ほど下絵を起こし、その中から「爽やか笑顔」系と「微笑」系
の2点を切り絵に仕上げました。
「爽やか笑顔」系では一面しか捕えられず、最終的に「微笑」系の作品
を贈った次第です。似ているかどうかは今回は度外視です。
受賞式後の基調講演は、聞く人を引き込む内容と口調で、あっと言う間
に時間が過ぎます。
歌舞伎の義経千本桜に縁のある源九郎稲荷神社の謂れと整備・復興を望
むその姿勢に感服です。
今後の発展を楽しみにするファンの一人となりました。
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