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2014年12月17日19:16

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【美術】2015年首都圏にて開催される美術展の傾向について

皆様、お今晩は。先日「日経おとなのOFF」を購入したと
書きましたが、2015年の展覧会のトレンドは「大美術館の
巡回展がある」ことと「里帰り展示が充実している」この
二点が大きな特徴だと思いました。

1.大型美術館の巡回展。来年はルーヴル美術館、大英博
物館、ボストン美術館、プラド美術館の巡回展が予定され
ています。


「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」(2月7日(土)〜5月24日(日)三菱一号館美術館)
http://mimt.jp/nga/

「ルーヴル美術館展」(2月21日(土)〜6月1日(月)国立新美術館)
http://www.ntv.co.jp/louvre2015

「ダブル・インパクト」(4月4日(土)〜5月17日(日)東京藝術大学大学美術館)
http://double-impact.exhn.jp/

「プラド美術館展」(10月10日(土)〜2016年1月31日(日)三菱一号館美術館)

でして、ルーヴル美術館展でフェルメールの『天文学者』が初来日する事が
話題になっておりますが、それよりも驚いたのがプラド美術館がヒエロニム
ス・ボスの『愚者の医師の切除』が来日することでして、フェルメールよりも
現存している作品が少ない「元祖 奇想の画家」の小品ですがやって来ます。

「ダブル・インパクト」はボストン美術館と東京芸大がタッグを組んだ(出来
れば清水三年坂美術館のトリオにして欲しかった)明治時代の変な美術の展
覧会です。

唯一の不満はこの内の二つが「三菱一号館美術館」で開催される事でして、
何で東京都美術館や国立新美術館で無かったのか、考えると夜も眠れなく
なる程に癪に触ります。

2.「里帰り美術展」も実は充実

これ……誰も取り上げていないのですが、来年は結構凄くて

「ダブル・インパクト」(4月4日(土)〜5月17日(日)東京藝術大学大学美術館)
http://double-impact.exhn.jp/

「ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画」(5月19日(火)〜6月28日(日)千葉市美術館)

「春信一番!写楽二番!」(6月20日(土)〜8月16日(日)三井記念美術館)

「肉筆浮世絵-美の競艶」(11月20日(土)〜1月17日(日)上野の森美術館)


この四展の内、前の二つが要チェックでして、ドラッカーコレクションとは
あの経営学の神様のP・F・ドラッカーが実は日本美術コレクターでして、
雪村から若冲、白隠に蕭白とここまで来ると「図録を買うレヴェル」でして
千葉まで行く価値は十分にあるなぁ……と思ったのでした。
三井記念美術館の方は珍しいフィラデルフィア美術館の浮世絵コレクション
ですし、シカゴのコレクターであるロジャー・ウェストンさまのコレクション
が130点ドドーンと来るのは嬉しい事です。

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