第二十三話「大阪の夜（その５）」
承前
２２時前になり、河内のザ・ガードマンの受け持ち時間が漸く終わりそうです。
河：「戎橋の上に奴等が何人居るか勘定して終わりにしましょう」
奴等というのは、歩いている女の子をガールズバーにスカウトする目的でたむろしている奴等のことです。モグラもついて歩きながら橋を往復しました。（なお、手帳には「キャッチャー」とか「ボーイズバー」とかいう単語が書かれてましたが、よく判りません（笑）。知りたい人は河内のおじさんに質問して下さい（笑）。）
河：「○○人いてましたね」
人数は忘れましたが結構な数でした。でも、何で判るんだろう（笑）？
ともかく、それでその日の業務は終わりのようで、河内のおじさんは警備員の詰め所に戻ります。
もぐらもついて行きましたが、場所はビルの最上階で部屋は・・・、狭っ（爆）！
二人で入ると身動きがとれないぐらいの広さでした。彼はここで最後の連絡を入れ、着替えて普通の人に戻るのです（笑）。
まあ、河内屋蒼湖堂が所謂”普通”の人かどうかは異論のある人が居るかも知れませんが（爆）。
河：「あ、これ荷物になるかと思たんですがお土産です。」
ありがとうございます（笑）。こんなことなら晴明神社で魔除けを買ってきてあげるんだった（笑）。
なお、お土産は、たぬきともっちーの分もありました。中身は大阪らしく「塩昆布の詰め合わせ」。茶漬けが美味い（笑）。
さて、歩きながら最初の店に向かいます。普段ならモグラはそろそろ寝る時刻なんですが、この夜はこれから飲み始めるのです（笑）。
河内のおじさんに案内されてとある地下の店に入ります。
尤も、あとで判るのですが店の反対側の出口は、道頓堀川に新しくできた遊歩道に繋がっていたのでした。
なかなか風情があります。大阪じゃないみたい（爆）。
さて、一軒目の店は串焼きのお店でした。
河：「お任せでいいですか？」
勿論です。あと生中ね（笑）。
河内のおじさんは焼酎の水割り一本です。早速乾杯し、大阪の夜の宴が始まりました。
この前会ったのは、平成２４年の２月だから２年と８ヶ月ぶりの再会になります。
まあ、モグラは毎年今回会った５人というか５匹（笑）の誰かに会っているのですが（笑）。
次々に出てくる串焼きを食べながらお話タイムです。串焼き美味いです（笑）。
河内のおじさんの話はいつも面白いのですが、この日は少しおとなし目でした。
というのも、モグラの仲間にはそれぞれ相性とでもいうものがありまして、河内屋蒼湖堂は、実はおおかみと一緒だと化学反応を起こして爆発するのです（爆）。いや、マジで（笑）。
そういう時は、絶対に「漫遊記」に書けないネタが次々と飛び出してモグラも笑い転げることになるのですが、この夜はおおかみが仕事で来れなくて残念でした。
話の内容はあまり覚えていませんが、警備の話からネットの話に移ったような気がします。
１３年も付き合っているので仲間以外にも共通の知り合いは多いですし、今では姿を見かけなくなった人も多いです。
中には敵対関係だった人も居るので、懐かしい名前を肴に飲んだような気も（笑）。
串焼きは大変美味かったのですが、生中２杯飲んだところで中締めをして道頓堀川に出ます。
ネオンが輝いていて大層ロマンチックです。歩いているのは二人のおっさんですが（爆）。
そのまま戎橋の方に戻り、橋の上でグリコの新しい看板をバックに１枚パチリ。モグラは写真を撮って貰いました。
う〜ん。やっぱりデジカメ持って来るんだった（笑）。
２軒目のお店には日本酒がいっぱい置いてありました。たぶん河内のおじさんがモグラのために選んでくれたんでしょう。
ありがたく戴きます（爆）。
モグラは冷酒を。河内のおじさんは・・・、あれ？何か変なもの頼んでなかったっけ？気のせいかな？
思い出せないので、コメント欄に書いて貰いましょう（爆）。
この店での会話の途中から話は少ししんみりしたものになりました。いや実はあんまり覚えていないのですが、覚えていても書けないような内容だったような（苦笑）。
彼とそんな話をしたのは初めてだったので、少し意外な感じを持ちながら飲んでいたように思います。
で、最後は河内のおじさんが〆に茶漬け（だったかどうか記憶は怪しい（爆））を頼み、モグラが冷酒をもう１本頼んで終わった・・・んじゃないかな（笑）。
すいません。記憶があやふやで（笑）。
因みに、２軒目の入店が２３：１０。飲食代は6,300円と6,500円を交互に支払ってチャラ、と手帳に書いてあります（笑）。
送って貰ってホテルに帰着したのが１３：００。それはいいのですが、その横に「月光仮面」と書いてあります。何じゃ、こりゃ（笑）？いったい何を見たんだろう（笑）？
ホテルの前で（たぶん）敬礼して別れ（笑）。
大阪の夜は、こうして終わったのでした。
続く
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