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2014年11月29日06:24

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立川市さんぽ「根川緑道から歴史民俗資料館」

立川市さんぽ「根川緑道から歴史民俗資料館」

○「根川緑道(立川公園)」(柴崎町6丁目)
多摩モノレール柴崎体育館駅の南に、延長1.3kmの「根川緑道」（ねがわりょくどう）があります。根川緑道は根川に沿って整備された道で、市民・立川にゆかりのある文学者の詩碑・歌碑・句碑が並ぶ「詩歌の道」が楽しめます。また、崖線部から流れ込む湧水や古木となったソメイヨシノの並木などは現状のまま保全され、懐かしい根川の風景としてとどめられており、桜の時期は素晴らしい花を咲かせます。野球場・陸上競技場のある立川公園一帯と併せて、歩く人の目を楽しませてくれます。
http://www.tachikawaonline.jp/walk/negawa.htm
【立川公園】
立川公園は、柴崎町と錦町にまたがる広域の総合公園で、根川緑道を軸にその周辺には柴崎体育館や野球場、陸上競技場などのスポーツ施設が点在しています。園内の一角には2,000�屬旅�さをもつ「花菖蒲園」があり、6月には50種あまりの花が一同に咲きそろいます。
http://www.portaltokyo.com/guide_tama/contents/c25013koen.htm
http://members.jcom.home.ne.jp/nobish/1628tachikawa.html

○「日野の渡し碑」(柴崎町6-12)
根川緑道の南、錦町下水処理場の南西角に「日野の渡し」の石碑があります。渡しの碑は、通常川のすぐそばに建っているものですが、ここは川から少し離れた目立たない場所なので探すのに大変です。これはかつて、この付近と対岸の日野を結んだ渡し舟についての記念碑で、渡し舟はいつから始まったかは不明ですが、江戸時代の中頃にこの地に落ち着いたといいます。この渡しを過ぎると、江戸から離れる人は遠く異境に来たと思い、江戸に向かう人は江戸に着いたと思ったといいます。大正15年の日野橋の完成で渡し舟は廃止されました。
http://ehon.hinoshuku.com/archives/page16/test16.php

○「下和田地蔵堂」(錦町5-6)
多摩モノレール柴崎体育館駅の東、錦町5丁目に「下和田地蔵堂」があります。地蔵堂の堂内にある延命地蔵尊は、歯痛止めとして地元の人々に大変親しまれています。堂は約7坪の質素な造りで、4坪ほどの畳敷きの部屋の正面に背丈1m位の石地蔵が2体、花に囲まれるように立っています。毎月4の日には地元のお年寄りが茶菓子を持ち寄って集まり、教文を詠じ供養を続けています。万病治癒に霊験あらたかと伝えられる中で、歯痛止めの祈願の折には、大豆を煎って半紙に包み地蔵堂の下に埋め「この豆の芽が出るまで痛くなりませぬように」と願うと治るといわれます。しかし、この習慣も除々に薄小しているようです。

○「大和田遺跡」(柴崎町4-5)
多摩モノレール柴崎体育館駅の北に「大和田遺跡」があります。地方豪族の立河氏が建てた普済寺がここ柴崎町にあることから、柴崎町が古くから文化の中心地であり、由緒のある長い歴史が残されてきたことを伺うことができます。
http://homepage2.nifty.com/inutomononohu/oowadaiseki.htm
http://blog.goo.ne.jp/home-goo/e/cd38627c122af535e917d065fef43fa9

○「学校教育発祥の地碑(柴崎児童公園)」(柴崎町4-19)
大和田遺跡から西に向かうと、柴崎児童公園内に「学校教育発祥の地」の石碑があります。
http://hamadayori.com/hass-col/education/gakkokyoiku-tatikawa.htm

○「普済寺(立川氏館跡)」(柴崎町4-20)
「普済寺」は、中世立川で勢力を振るっていた立川氏と深いつながりがある寺で、一族の菩提寺として文和2年（1353）に開かれたとされ、開山には、当時、鎌倉建長寺の高僧であった物外可什（もつかいかじゅう）禅師が招かれたといわれています。境内には、国宝・六面石幢があります。
【六面石幢(国宝)】
墓地内に六面石幢への案内看板があり、従っていくとお寺の西南の端の方にあります。お堂の中にある石幢は、高さ166cm、幅42cmの秩父青石と呼ばれる緑泥片岩の板石6枚を柱状に組み合わせたもので、2面に仁王像、4面に四天王像が刻まれています。ちなみに立川歴史民俗資料館にはレプリカがあります。普済寺は延文6年（1361）、足利義宣の時に開山した寺で物外可什禅師の直弟子の性了禅師が道場鎮護のために発願し、禅月大師の書いた二天王と四天王の六つを仏像彫刻師動円が彫ったものです。秩父産の緑泥片岩が使われています。六つの王は、増長天、広目天、多聞天、持国天、吽金剛、阿金剛です。
【立川氏館跡】
普済時にはまた、本堂の東側と墓地の西側に高さ約2m、長さ約40mの土塁がありますが、これが武蔵七党の西党の立川氏の館跡といわれているものです。立川氏が勢力を振るっていた鎌倉時代の砦の一部と考えられ、この土塁をはじめ付近は東京都史跡（立川氏館跡）に指定されています。寺の南側からは、多摩川をはさんで、多摩丘陵や丹沢の山々そして晴天の日には遠く富士山をも一望することができます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AE%E6%B8%88%E5%AF%BA_(%E7%AB%8B%E5%B7%9D%E5%B8%82)
http://www.fusaiji.or.jp/
http://www.kokuhoworld.com/kk11.html

○「柴崎分水（立川用水）」(柴崎町1-10)
普済寺から北に向かい奥多摩街道に出て、中央線に架かる「りくばし」から中央線に沿って少し北に向かうと、中央線の切通しを鉄橋で越える水路「柴崎分水」があります。柴崎分水（立川用水）は、玉川上水から数多く引かれた灌漑・生活用の分水のひとつで、1737年、現在の立川駅南西側にあたる柴崎村の飲用と水田用の用水として開鑿された水路です。昭島市と立川市の境界にあたる松中橋から分水され、立川市の南端で多摩川の支流根川に合流するまで、本流の全長は約8ｋｍ。上流部では立川分水とも呼ばれていたようです。中央線は立川段丘の台地を日野方面に下るために、台地を切り開いて下っています。その台地の上を柴崎分水が流れているため、このように水路橋となっているわけですが、よくあるような送水管ではなく、水面が露出した状態で越えています。水路橋を渡りきると水路が姿を現し、線路沿いに少し北上したのち、再び暗渠となり個人宅の敷地内を東へと抜けます。抜けた先は再び道路沿いに東進し、水路端に説明板が設置されています。説明板は最近建てられたばかりのもので、そばに洗い場の跡もあり石碑も残っています。

○「八幡神社の大ケヤキ」(柴崎町1-7)
柴崎分水から北に向かうと、「八幡神社の大ケヤキ」があります。住宅街の中にある古木ですが、狭い路地の奥でこんもりと葉を繁らせた巨木が堂々とそそり立っており、かなり目立ちます。この大ケヤキは、八幡神社が創建された建長4年(1252)当時に植えられたと伝えられています。八幡神社は、この大ケヤキから北へ50ｍのところに建っていましたが、明治40年に諏訪神社境内に移築されました。大ケヤキは、幹周り約6ｍ、高さ10ｍほどで、樹齢はおよそ750年。市内最大の樹木で、市の天然記念物に指定されています。大ケヤキの向かい側には柴一八幡会公会堂が建っており、ここは獅子宿と呼ばれ、毎年8月の諏訪神社と八幡神社の例大祭で奉納する獅子舞の練習場として使用されています。柴崎町1丁目は元禄時代からの獅子舞の伝承地で、祭礼当日にはこの宿から隊列を組んで出発し、両神社に伝統的な獅子舞を演舞奉納しています。
http://members2.jcom.home.ne.jp/y-tadashi-jp/tachikawahachiman/hachimankeyaki.htm
http://blog.goo.ne.jp/non_b/e/3a362128a10ddf700b1a1ddea66e40ba

○「中島家の門」(柴崎町1-6)
大ケヤキから東に向かうと、諏訪神社の南、三差路の駐車場前に「中島家の門」が文化財として保存されています。この中島家の門は、もと代官の家にあった門を、柴崎村の名主であった中島家で譲り受けたものだそうです。

○「諏訪神社」(柴崎町1-5)
弘仁2年(811)の創建で、信州・諏訪大社の勧進により分祀されたと伝わる由緒ある神社です。「武蔵国風土記」や「江戸名所図絵」にも名を留めた関東の名社として、古来より多くの人々の信仰を集めてきました。寛文10年(1670)に建てられた本殿は、市内最古の木造建築として市の有形文化財となっていましたが、不幸にも平成6年に火災に遭い全焼してしまいました。現在では、平成14年に再建された新社殿が1200年の歴史を引き継いでいます。
http://blogs.yahoo.co.jp/bcnks330/28529734.html
【諏訪の森公園】(柴崎町1-1)
諏訪の森公園は、かつてこの南側にある諏訪神社を取り囲んでいた鎮守の森の一部で、戦後、近代的に整備された市民公園です。以前は、昼でも暗がりになるほど木々が鬱蒼と生い茂っていたといいますが、現在では幹の太い高木の木々がかつての森の面影を残すのみです。公園の西側には遊歩道を巡らせた樹木と野花の庭園が広がり、木々には野鳥も集まってきます。東側には広い遊具場と水遊び場があり、木陰の遊具場に響く親子の楽しげな笑い声が微笑ましいです。
http://www.lococom.jp/article/view/2333215/

○「山中坂防空壕跡」(富士見町4-22)
残堀川に山中坂下橋が架かっています。第二次大戦末期(1945年) 立川市は度重なる米軍の空襲を受け、この橋の北側にある山中坂防空壕の中で子供達が直撃を受けて死亡しました。それは立川市が、軍事施設が集中するいわゆる軍事都市であったからです。とりわけ桜の季節の4月4日の空襲は大規模なものでした。この空襲は、防空壕に避難していた人々をも犠牲にしました。軍事施設を狙って落とした爆弾が防空壕を直撃し、42名の犠牲者のうち32名が小さな子どもたちでした。今でも「山中坂の悲劇」として語り継がれています。この坂の途中の防空壕跡に、犠牲者を弔う地蔵と記念碑等のある祠「山中坂地蔵堂」と「山中坂悲歌」の歌碑とがあります。
http://members.jcom.home.ne.jp/nobish/yamanaka.html
http://www.asahi-net.or.jp/~un3k-mn/kusyu-yamanakazaka.htm

○「田中冬二詩碑(第二公園)」(富士見町4-22)
残堀川を少し上ると、富士見町第二公園内に田中冬二詩碑「シクラメンの花と」があります。
�狢膤�日の夜十時頃　親しくしていただいてる花屋さんから
　シクラメンの花鉢がとどけられた　すばらしい花だ
　そのシクラメンと年越をした スヰィートハートといっしょのように��
田中冬二（明治27年〜昭和55年）は福島県に生まれ、東京の立教中学校を卒業ののち銀行員となり、昭和21年安田銀行立川支店長（現富士銀行）に就任しました。この詩は、市内で花店を経営する三田鶴吉氏から贈られたシクラメンの花束に、お礼の言葉を詠んだものです。
http://www.izumi-home.com/fujimidaini.htm

○「歴史民俗資料館」(富士見町3-12)
この場所に住んでいた故井上重雄氏が、立川市に土地を寄付され資料館施設が建てられたのは昭和60年のことで、時代順に人々が生活する際に遺していった物を展示しています。資料館は近代的なコンクリート造りですが、井上家が代々使っていた土蔵はいまでも敷地にあります。
http://museum.tachikawaonline.jp/34_rk/

○「富士塚(浅間神社)」(富士見町1-23)
西立川駅の東南に「浅間神社」があります。小さな富士塚公園に塚があって、塚頂に浅間神社がまつられています。しかし、合目石や中腹の小御嶽神社の石碑、登山記念の石碑などはなく、外見上は富士塚の特徴に欠けています。調べてみると、この地域に富士講があったという記録がなくて、単に富士山を拝するための展望台のような塚ではなかったか、という説もあるようです。
http://members.jcom.home.ne.jp/nobish/1007fuji.html
http://minkara.carview.co.jp/userid/946290/car/796726/2838715/photo.aspx
http://gogohiderin.blog.fc2.com/blog-entry-130.html

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