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2014年11月28日05:32

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立川市さんぽ「殿ヶ谷緑道と国営昭和記念公園」

立川市さんぽ「殿ヶ谷緑道と国営昭和記念公園」

○「諏訪神社」(西砂町2-19)
西武立川駅から西に向かうと、西砂小学校の先に「諏訪神社」があります。この神社についての詳細は不明ですが、立川市には多くの諏訪神社があり、特に柴崎町の諏訪神社は有名です。
http://gallery.nikon-image.com/150301673/albums/1419420/photos/16164359/

○「殿ヶ谷緑道(殿ヶ谷分水)」(西砂町2丁目)
拝島駅の東、平和橋のたもと拝島分水口より少し下流の対岸に「殿ヶ谷分水口」があります。殿ヶ谷分水は、徳川八代将軍吉宗による幕府の財政立て直し策・享保の改革の一環で奨励された新田開発により開かれた宮沢・中里・殿ヶ谷新田(現在の昭島市美堀地区、立川市の西砂地区)一帯の生活用水と農業用水に利用されました。しかし昭和60年代以降、水路は畑と宅地にはさまれサンドイッチ状態になり、埋立てられたり家庭の雑廃水が流入して下水化してしまい、現在は分水口が残るのみです。埋め立てられた水路の一部は、「殿ヶ谷緑道」になっています。
http://green.ap.teacup.com/kisuge/165.html

○「阿豆佐味天神社」(西砂町5-10)
西砂町は、享保の改革以降の食料増産時期に開発の進められたもので、殿ヶ谷新田、宮沢新田、中里新田はこの頃に開発され、殿ヶ谷新田は、今の瑞穂町の人々が、宮沢新田は今の昭島市の人々が、また中里新田は今の羽村市の人々の手で開発が行なわれた新田といわれています。この三つの新田は明治時代に砂川村に併合され、また、現在の若葉町の一部である砂川新田、現在の栄町の一部である砂川前新田もこの頃開拓されたもので、明治時代に砂川村となっています。西砂町にある「阿豆佐味天神社」は、殿ヶ谷新田を開拓した殿ヶ谷村の人々が、殿ヶ谷村の阿豆佐味天神を勧請して、氏神様として建設した神社です。境内に「殿ヶ谷分水跡碑」があります。
http://www.tesshow.jp/tama/tachikawaakishima/shrine_tachikawa_azusami.html

○「林泉寺」(西砂町5-11)
阿豆佐味天神社の西隣に「林泉寺」があります。この寺は、1729年に中里新田を開拓した人々が菩提寺として創建したお寺です。
http://www.tesshow.jp/tama/tachikawaakishima/temple_tachikawa_rinsen.html

○「ケヤキ並木(西砂川街道)」(西砂町5丁目)
「けやき並木」は、五日市街道の西砂郵便局から右に分かれる旧道「西砂川街道」にあります。阿豆佐味天神社のすぐ東のところです。

○「天王橋(玉川上水)」(一番町2-18)
西砂川街道から五日市街道に入り、東に向かうと玉川上水に架かる「天王橋」があります。
【石橋供養塔】
天王橋の南詰、玉川上水の上流(西)に「石橋供養塔」があります。高さ90㎝、幅26㎝、厚さ21㎝の角柱。正面に「玉水分派 □護公居(□はしんにゅうに貌) 厲掲無苦渡馬渡驢」とあります。

○「玉川上水と残堀川の交差(上水橋と上宿橋)」(一番町1-1)
玉川上水を下って行くと、残堀川と交差するところに「上水橋」と「上宿橋」があります。二つの川が交差するところは、サイホンの原理を応用した「ふせこし」と呼ばれる工法で再改修され、現在では残堀川の下を玉川上水が潜っています。上水橋は玉川上水に架かる橋で、上水橋の南隣に架かる人道橋の「すずかけ橋」です。上宿橋は残堀川に架かる橋で、ここから残堀川を南に辿れば、「国営昭和記念公園」に行くことができます。
http://yattchan.exblog.jp/11199260
http://www.geocities.jp/annaka29jp/jyosuijiten/saifonkouka/saifonkouka.html

○「残堀橋(残堀川)」(一番町1-1)
残堀川を下ると、五日市街道に架かる残堀橋の手前に次の説明板があります。
《多摩川と玉川上水と残堀川=狭山池を源流とする残堀川（長さ約12.7㎞）は、今から数万年前、多摩川が立川段丘をつくったときの名残の川です。江戸時代に玉川上水ができるまで、見影橋付近を通り曙町二丁目を経て青柳から谷保を抜け、府中用水に流れ込んでいたといわれています。その長さは約30㎞で今の２倍以上の規模の川であったようです。》

○「国営昭和記念公園」(泉町・緑町)
残堀川を下って行くと、「国営昭和記念公園玉川上水口」に着きます。国営昭和記念公園は、昭和天皇御在位五十周年記念事業の一環として誕生しました。広大な芝生と樹林のゆったりとした自然の中に、四季折々の美しい草花を観賞しながらの散策、木陰での読書、バードウォッチング、バーベキュー、サイクリング、ボート遊び、ジョギングなどの軽スポーツやクロッケー、ローンボーリングなどのニュースポーツの体験など、大人から子供まで１日ゆっくり楽しめます。
http://www.showakinenpark.go.jp/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%96%B6%E6%98%AD%E5%92%8C%E8%A8%98%E5%BF%B5%E5%85%AC%E5%9C%92
【日本庭園】
日本庭園は、庭園の外周部にコナラや孟宗竹を厚く配植することで、庭園内から外部の構造物を見えなくしています。こうすることで外界と遮断し、自然の山林の中に入り込んだような感覚を与えています。質は異なりますが、テーマパークでよく用いられる手法と共通しています。庭園内は、数寄屋造りの歓楓亭を中心に、池や滝、芝庭を配置し、背景の雑木類を借景として、それぞれ海、山岳、平原を表現しているかのような小宇宙が構成されています。庭園の景観木を成している樹木も、長い年月をかけて手入れが行われたものが植栽されており、庭園の高級感を醸し出しています。
http://www.showakinenpark.go.jp/garden/
http://www.youtube.com/watch?v=62zvVnNysPI
【花の丘（コスモスの丘）】
昭和記念公園では、春には毎年「フラワーフェスティバル」が開催されています。特に、5月中旬に見られる「花の丘」（コスモスの丘）に咲く180万本シャーレーポピーが素晴らしいです。あたり一面を赤い色彩のじゅうたんのように埋めつくし、都内でこれだけの規模の花畑はちょっとお目にかかれません。また秋には、ここがそっくりそのままコスモス畑に変わります。
http://sanpo.lolipop.jp/sanpo/2012/tokyokinko/sanpo2586.html
http://www.youtube.com/watch?v=1Z_G_REt6BE
【みんなの原っぱ】
中央には、巨大なケヤキの木が一本だけ立っています。昭和記念公園のシンボルとなっているこのケヤキ、遠くから見ても大きいが根本から見上げてみると巨大さが判ります。昭和記念公園に遊びに来る家族連れは、大抵この「みんなの原っぱ」でお弁当を広げてピクニックをします。
http://www.showakinenpark.go.jp/map/hiroba.htm
http://www.youtube.com/watch?v=6ls4I6ozZTU
【水鳥の池】
ボート乗り場がレストラン側にあり、手こぎのボートと「白鳥型」の足こぎボートがあります。池はかなり広いのですが、ボートが一杯に池に並ぶとさすがに混んでボートがぶつかりそうになります。池の周囲は、木が生い茂って秋の紅葉は美しいです。池を巡る周回道もあるので、散歩しながら池の周りの草木を眺めるのは楽しいです。
http://www.showakinenpark.go.jp/map/mizu.htm
http://www.youtube.com/watch?v=BQVmC2JWI7g

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