現在、午前5時半。
このところ眠りが浅い。
まだ外は暗いが、のこのこ起き出してパソコンに向かっている。
夜中に冷蔵庫を漁るような人間にはその程度の文章しか書けない・・・そしてそれがボクだ・・・確かこんな文章が初期の村上春樹にあった。
夜明け前にパソコンを開いているボクも同じようなものだろう。
最近まともに本を読んでいない。
集中して読めず、ダラダラと時間がかかっている。
今も平野啓一郎の短編集を読んでいるが、その間に他のノンフィクションを読んだりして(まあ併読は今に始まったことではないが)、グッと入ってこない。
何だか心ここにあらずなのである。
周辺には中々の読書家も多く、刺激を受けている。
例えば後輩のKクンから、大岡昇平の「野火」の話を聞いたら本棚から古い文庫本の「野火」を引っ張り出し拾い読みしてみる。
随分昔に読んだ記憶はなかなか立ち上がってこない。
ああこんな物語だったんだと思って途中で本棚に戻した。
mixiはもう8年も続けているが、その匿名性ゆえに続けられているのだと思っている。
もちろんマイミクには知り合いもいる。
イージーライダーが何処の誰か分かっている人には言いにくいことも多い。
プライベートなことは書きにくいし、敢えて書く必要も感じない。
mixiを通じてマイミクとなった方々もいらっしゃる。
顔は存じ上げない。
純粋、文章だけのおつきあいである。
予断がないおつきあい。
これが結構気に入っている。
外が白んできた。
由無しごと
つらつら書きて
夜が明ける・・・季語無し。
ここで終わるべきだろうが、まだ続くのである。
そう読書の話である。
本はゆっくり読みたい。
ゆっくりというのは時間をかけるということではなく、集中してということである。
ところが集中できない。
だから読めない。
何で集中できないか・・・考えてみた。
余計なことが多すぎるのである。
考えなければならない現実の煩わしいあれこれ。
それが読書に集中するというくつろぎの時を奪っているようなのである。
その原因は恐らく分かっている。
ここからプライベートな部分に入る。
言わずもがなの、由無しごと。
還暦を潮時に、人生をリセットしたという話。
まあご存じの方はご存じなので今更ごとではありますが・・・。
恐らくそこから派生する様々な雑事が、日常の煩わしさとなってボクの愛するくつろぎの時を奪っているのだろう。
いよいよ外が明るくなってきた。
ボクはいつも6時半に携帯のアラームをセットしている。
いつもの時間が、いつもの朝のようにもうすぐやってくる。
そしてボクは鳴り止まぬ携帯を手に取りボタンを押すのだ。
朝だ。
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