mixiユーザー(id:1742219)

2014年06月12日22:24

23 view

天国と地獄

昨日に引き続きW杯の予想をする。
今日は各グループリーグの勝ち上がり予想だ。
最近は日本でもグループリーグ通過が合格の判断基準になっているが、強豪国ではグループリーグで敗退すると罪人扱いである。
まさに天国と地獄の分かれ目だ。

まずグループA。
ここはブラジルの1位通過以外は予想が難しい。
実力が拮抗しているため、初戦のブラジル-クロアチアの裏、メキシコ-カメルーンの勝者が勝ち上がると考える人も多いだろう。
だが私の予想はブラジルとクロアチアだ。
メキシコは1994年アメリカ大会以降、W杯5大会連続出場してすべてグループリーグを勝ち上がっている試合巧者だ。
今回もエルナンデス、ドス・サントスの強力ツートップを誇る。
カメルーンも年老いたとは言えまだまだエトゥが健在である。
だがクロアチアの不屈の魂が、初戦のブラジル戦の敗戦から一気に爆発する。
エースはマンジュキッチ、そして監督は2002年日韓W杯でイタリアを撃破した時のメンバー、ニコ・コヴァチだ。
ニコ・コヴァチには、2006年のドイツ大会で日本も苦しめられた。
2002年大会の時はメキシコに負けているだけに、ここで倍返ししてグループリーグを勝ち上がる。

グループBはスペインとオランダで決まりだろう。
チリは南米予選をアルゼンチン、コロンビアに次ぐ3位通過しているが、円熟期を迎えたスペインとオランダ相手ではかなり苦しい。
オーストラリアはちょうど世代交代の時期に入っているだけに、勝ち点を拾えるかどうかだろう。

グループCについては明日以降。

グループDはかなり面白い。
ここもいきなり初戦でイングランドとイタリアがぶつかる。
ちょうど日本-コートジボアールの前の試合なので、早起きしてでも観る価値はある。
そして私の予想では、初戦でイングランドが破れてそのままグループリーグで姿を消す。
ルーニーはいるものの、ジェラードが34歳、ランパードに至っては36歳だ。
すでにチームの絶頂期は過ぎていると考える。
一方ウルグアイは、フォルランに陰りは見えるものの、ケガのスアレスが今大会に間にあった。
カバーニとのツートップは強烈だ。
コスタリカはキャンベル次第だが、直前の試合で日本に3発も食らっているようでは、優勝経験のある3チームに太刀打ちできないだろう。

グループEはヨーロッパの2チームで決まりか。
スイスは元々堅守が伝統だが、今回はさらに磨きが掛っている。
欧州予選ではやや相手に恵まれた感もあるが、それでも10戦して7完封、失点はわずかに6だ。
フランスはともかく、エクアドル、ホンジュラスに負けることはちょっと考えられない。
フランスはリベリが不在だが、直前の2試合でノルウェー相手に4-0、ジャマイカ相手に8-0と大爆発している。
マテュイディとベンゼマの出来にもよると思うが、グループリーグで敗退することはまずないだろう。

グループFも、アルゼンチン以外は混戦だ。
イランはかつて、ダエイ、アジジ、バゲリ、マハドビキアなどを擁し、とんでもない攻撃力を誇るチームで日本も何度も苦しめられたが、現在は堅守のチームになっている。
とは言え、アルゼンチンのファンタスティック4やボスニア・ヘルツェゴビナのジェコを止めることは難しいだろう。
ナイジェリアもチームが若い。
初戦でアルゼンチンに負ける可能性も高いが、2番手通過はやはりボスニア・ヘルツェゴビナか。

ちなみに2006年ドイツ大会で、ブラジルはロナウジーニョ、ロナウド、カカ、アドリアーノを擁し「カルテット・マジコ」(魔法の4人組)と呼ばれたがベスト8敗退。
2010年大会以降、なぜメッシはバルサで活躍して代表では活躍できないかが科学的に証明されたものの、その理論は当然対戦国も研究しているので、メッシは今回もあまり活躍できないかもしれない。
なお、なぜメッシが代表で活躍できないのかと言えば、バルサではペナルティエリア内でのプレーが多いのに対し、南ア大会の代表ではフォローが少ないためメッシのプレー位置がずるずる下がってしまったため。
今はイグアイン、アグエロ、ディ・マリアのサポートがあるため孤立することはないと思うが、強豪国ならこの連携を寸断できるかもしれない。
そうなるとアルゼンチンも、決勝戦前に姿を消す可能性も十分ある。

続いてグループG、ここも死のリーグだ。
初戦がなんとドイツ-ポルトガル。
ドイツはFW陣が強烈な上、司令塔エジルもアーセナルで復活しており本当に隙がない。
一方ポルトガルもC・ロナウドに若干の不安があるものの、強烈な攻撃陣を擁している。
両チームとも前線から激しいプレスを掛ける消耗戦になりそうな気がする。
平日の早朝だが、少なくとも録画する価値はあるだろう。
ガーナもなかなか侮れない。
ドイツとのボアテング兄弟対決も見ものだ。
だがやはり底力でグループ突破はドイツとポルトガルか。
アメリカも走り回るサッカーで常にいい試合を見せる曲者だが、ドノヴァンが代表落ちして世代交代の端境期にあるようだ。
今回はちょっと家賃が高いだろう。

最後のグループH、ここも混戦である。
韓国は洪明甫に監督交代して必死に立て直しをはかるものの、直前の親善試合ではチュニジア、ガーナに完封されて連敗。
特にガーナには4発も食らっている。
前任監督を批判した奇誠庸を途中まで招集できなかった事(儒教の教えによるらしい)も影響しているのかもしれないが、いずれにしろチームがまとまっているとは言い難い。
アルジェリアはよくわからないが、ヨーロッパ型のチームのようだ。
そうなると、やはりヨーロッパの2チームが勝ちぬける事になるだろう。
ロシアは欧州予選でポルトガルを押さえて1位通過、ベルギーもクロアチアを押さえて無敗の1位通過だ。


なお、決勝トーナメントをざっくり予想すると、まず一番面白そうなのがブラジルvsB組の2位。
B組の2位は、果たしてオランダかスペインか。

それ以降の準々決勝の予想注目カードは以下の通り。

スペイン(B1位)-イタリア(D1位)
アルゼンチン(F1位)-ポルトガル(G2位)

初戦のブラジル-オランダも含めて、ベスト4がどうなるかちょっと予想が難しいけど、ドイツだけはするするとベスト4まで勝ち上がりそうだ。

個人的に決勝カードの希望はスペイン-オランダ。
グループB初戦の再戦、そして南ア大会決勝の再戦である。

いずれにしろ、ベスト4以降はどれもかなり見応えのある試合になる事は間違いないだろう。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する