喫茶店好き。〜大阪目線では…

いま書店にならんでいる雑誌「ブルータス」最新号の特集は「喫茶店好き。」。あくまで東京目線でのつくりですから、ほとんどが都内の喫茶店ばかりずらっとならんでおります。ちなみに大阪からはマズラ喫茶店（大阪駅前第1ビル）・純喫茶アメリカン（千日前）・伊吹珈琲店（黒門市場）の3店がセレクト、まあそんなものかなってところですね。

これを読むと東京にも素敵な喫茶店がけっこうあるんやなと思うのですが、実際都内をウロウロしていた十数年前は肌の合うお店をみつけるのに苦労しましたね。まちがいなく地価の影響なんですが、（あくまで現在の価格の感覚で）350〜450円ぐらいでそこそこのコーヒーが味わえる個人のお店がほとんどなかったような記憶があるんですね。

たまに値段が合うお店を見つけてもコーヒーがやたらマズかったり、店内が雑然としていて少しも落ち着けなかったりで…。結局おいしいコーヒーをゆったりいただくなら500円以上、そして安くあげるならセルフカフェというオルタナティヴ的結論に着地、その点においては“ベタ度”の高い大阪のほうがまだまだ恵まれているなと実感しました。

そういえば空堀「books&cafeLOW」のあとにできたカフェ、その後訪れるも「しばらく営業は土・日・祝のみとします」の貼り紙が。う〜ん、やっぱりカフェ経営なんて簡単じゃない、“町家を改造した空間でパンケーキを出す”なんてハヤリの合わせ技してもうまくいくとは限らない、世間はパンケーキのシロップほど甘くないんやぞ、ときょうのところはちょっとエラそうな目線ですいません。