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2014年04月20日18:07

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鎌倉仏 in 奈良

朝から奈良国立博物館の「武家のみやこ 鎌倉の仏像」展へ。展示内容は鎌倉国宝館に寄託・所蔵される仏教彫刻と仏画などなどだ。

平氏が焼いた南都の復興に、源頼朝が檀越として多大の貢献をしたことは有名。そんな関係があったからか、奈良の慶派の仏師たちの活動は鎌倉へと拡がっていったとか。
展覧会での解説では、「それは頼朝やその配下の御家人たちが、自らが建立した寺院の造仏に、競って彼ら慶派仏師を起用したことによるものです」と。

また、鎌倉には「蒙古軍の侵攻を逃れて日本に亡命した中国僧たちによって、より直接的に宋風文化が伝えられたため、仏教造像の場においても中国風の作品が相ついで生み出されたのです」とも。

展の副題に「迫真とエキゾチズム」とあるように、普段あまり見たことのないお姿に接することができた。その最たるものは、写真右の水月観音菩薩遊戯坐像 。随分とリラックスされている仏様、なんとなく暫く見とれていた。
普段は建長寺に祀られているとかの伽藍神像なども、インパクトの強いものだった。

今日は奈良に着いた頃から、体がだるく展示を見終えた頃にはグッタリして「疲れたなあ」の連発。そんな訳で常設展には後で行くことにして、奈良公園内のレストランで軽食を取りコーヒーをのんびりと飲む。レストランのガラス越しに見ると、葉桜の向こうで鹿さん達も草をはみながら休んでいた。

随分とユッタリとしたので気力も回復して、広い芝生を東大寺方向に歩きだしたのだが、小さな雨が落ちだした。「常設展は、またの機会に!」と、そそくさと車に戻り、帰路についた。
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