昨夜、外で飼っている犬が弱弱しく鳴き続けるので様子を見に行ったら、小屋の外に出て戻れなくなっていた。もう、後ろ足が利かなくなって、立ち上がれない様子であった。今朝は、自分で外に出ていたのだが、家に帰ってみると、嫁いわく、一時は声も出せずにうずくまっていたそうだ。
その後、声は出るようになって、母が病院に連れて行って検査したところ、病気はまったくなく、老衰で、あと2〜3日ぐらいの命ではないかと言われたそうだ。人間なら、「ご家族をお呼びください」と言われるような状態のようだ。
もう、満16歳になっていて、外飼いの犬としては、相当な長寿だ。いつ天に召されても不思議ではない歳ようなで、仕方がないと言えば仕方がない。そう遠くないうちに、その日が来るとは思っていたが、いざそれが現実になると、涙が出て来た。
最初に家で犬を飼い始めたのは、私が小6のとき。フィラリアが原因で、7歳で死んだ。私が大学1年のときで、しばらく臥せっていたのが、大学に行くときには立ち上がり、よくなったのかと喜んだが、家に帰るといなくなっていた。昼間に死んでしまったようだ。立ち上がったのが、最期のあいさつをするためだったように思え、夕食を食べながら泣いてしまったのを思い出した。
たまに、両親が不在のときにピンチヒッターで散歩に連れて行ってやったぐらいで、殊更かわいがっていた訳でもないのに、何で、ここまで悲しい気分になってしまうのか。これだったら、嫁がかわいがってるフレンチブルドッグが死んだら、ペットロス症候群にかかったりしないか、そちらが心配になったりする。まあ、こちらは1歳になったばかりだから、10年は先のことだろうけど・・。
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