【今月のカフェ　アートとの出会い3店】

◎digmeout ART&DINER　（ミナミ・アメリカ村）
「お相撲展　大阪場所2013」が開催されていた、アメ村どまんなかサンボウルならびの空間。やや外食産業的な匂いはただよいますが、フードメニューの無国籍感（ランチビュッフェはお得かも）とか、山積みになったライブその他の告知チラシとか、いかにもアメ村、いかにも文化の情報発信基地という感じです。こういうスペースへ入ることにためらったり、居心地が悪く感じたりならないよう、いつまでも感性を磨いていたいもんですね。

◎音凪　（南森町・大阪天満宮）
いっぽうこちらはご夫婦で営まれている小じんまりとしたカフェ。天満宮境内を突き抜けたところ、眼福さんのイラスト個展「音楽百景3」にお邪魔しました。細長い店内はわずか15席、そのぶん2000枚ぐらいのCDが自己主張してました。そのラインナップを見るかぎりマスターは私と同世代かと思いきや、もう少し若く44歳とか。お昼は奥様がカフェ、日が暮れるとマスターがバーと分業制になってます。ライブイベントもけっこうあるみたいです（訪問翌日はあがた森魚！）。

◎fatto （あべの・松崎町）
あべの中心からちょっとはずれたところ、アメ村や堀江にあってもおかしくないたたずまいのお店。透明のアクリルボードに即興でペインティングをするというパフォーマー知人女性がこの店の常連で、彼女自身のアート作品（水彩画だったか）も店内に展示されていたことがあり、そのとき一度だけお邪魔しました。ふだんは若いニーチャン・ネーチャンの常連色が強く、ちょっと腰が引けてしまうような感じなんですが、この界隈にこの手のカフェは少ないので貴重な存在です。