mixiユーザー(id:2399973)

2013年02月25日14:00

67 view

「世界にひとつのプレイブック」〜残念!オスカーには届かず

う〜ん、残念。やっぱりオスカーには手が届かなかったか…。まあ「アルゴ」のほうがドラマとしてはよくできていますからね。でも「世界でひとつのプレイブック」、主演・助演のそれぞれ男女、演技4部門すべてにノミネートされてたんですよね。つまりこれは俳優たちの熱演を楽しめってことですね。もちろんそこのところは十二分に満足できる作品です。

たしかに観るまえはどんな映画だかわかりにくい。タイトルもなんのことやら。中流家庭が舞台、精神に痛みを抱えた男女がふれあうことによってお互いを取り戻す…と、よくある設定ではあります。主演はブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンス(祝・最優秀主演女優!残念ジェシカ・チャスティン…)。最後にはこのふたりが本当に愛おしくなってくるから不思議です。

みんなちょっとヘン、脇を固める面々が実に個性的。地元アメフトチーム狂いのヘンコツ父親役を演じるのがロバート・デ・ニーロ。彼の徹底した役作りをデニーロ・アプローチと表現しますが、ああ、もうこういうおトシの役をやるようになったのねとこちらが感慨深くさえなってくるぐらい味のある演技、きっちりと作品全体を引きしめております。

なんだか欧州映画的な重苦しい感じでスタートしつつ、話が進むにしたがってだんだんとアメリカ映画的な演出をみせてエンディングまで突き進む。この極端なギャップをどうみるか、ここがこの作品の評価が分かれるところではないでしょうか。残念ながら最優秀には届かなかったけど、多くにひとに愛されるという意味ではおそらく今回一番の作品だと思いました。
3 7

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2013年02月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728