mixiユーザー(id:1682634)

2011年07月05日08:14

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結果的でないならお詫びしない

「結果的に傷つけていたならばお詫びしたい」は巧妙な表現です。発言者が「意図的であり結果的ではないのでお詫びするつもりはない」という意図をこめて言ったのだとしても、お詫びされる側は「傷つける意図は無かった」という主張まで言外に承認しなければならなくなります。

似たような表現としては「ご理解とご協力をお願いします」があります。「理解はするけど協力はしない」という立場の人はこれに対して「NO!」と言わねばならないのですが、あたかも理解すらできないかのようでなかなか言いづらいものがありましょう。

こういう表現は上手に利用すれば、軽微な問題を双方の対面を保ちつつ終わらせることができます。双方がロジックを理解しているのであればある種の予定調和になりましょう。
しかし同時に、こういう表現は重大な問題を本質的に解決しないまま有耶無耶にしてしまうこともあります。だから、有耶無耶にさせたくない側はあらかじめ相手の逃げ道を塞いでおかねばなりません。




■松本復興相「前向いて復興に当たる」辞任は否定
(読売新聞 - 07月04日 16:17)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1659841&media_id=20

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