静岡県　雲見温泉

（2010.1.9　入湯）
新年最初の温泉旅行は、大雪の信州から春一番の西伊豆へ。
少し遠かったかな？という印象。風呂でご一緒した大阪の方は８時間かかったとのこと。
連休の渋滞を恐れ、ルートを伊豆スカイラインにしたら正解。しかも社会実験という事で全線２００円でした。

日本秘湯の会メンバー宿の「かわいいお宿雲見園」さんに宿泊。客室が５部屋しかない家族経営の宿。
特に指定はしなかったが、海の見える雪富士というお部屋に案内していただいた。そう、雲見海岸から富士山がみえるのだ。

外湯というか、夏場は付近の海水浴場の露天風呂に無料で入れるらしい。水着着用。子供連れに喜ばれそう。

雲見園の湯は、松崎町の共同の源泉から引湯している。
ご主人工夫の熱交換器を使用して源泉掛け流しをうたっている。
ボイラーの音はカランの湯用と断り書きもしてあった。

泉質は、ナトリウム・塩化物泉だが、食塩泉と呼びたい程しょっぱい。露天風呂ではうっかりすると身体が浮いてしまうくらい。

ここの内湯や露天風呂（写真左）は、宿の名のとおり可愛いサイズ。貸切露天風呂（写真右）はもっと可愛かった。
まるで物干し台に登るかのように階段の一番上に設えてある。海も見え、星も月も見えたー。
精神年齢が小学生レベルの私も喜んだから、小さい子供は遠慮なく大騒ぎができて楽しいだろう。

静岡の方に、信州にはたくさん良い温泉があるのにどうして？と訊かれましたが・・・美味しいお魚を食べるため！という理由は、海の無い信州だけのものなのかー。地酒もたくさんありー！私は相変わらず飲み過ぎてダウン。この点だけは人間的に成長したいよ。

こうした交通に不便な漁村の民宿が、また訪れたいと思わせる人気の宿に変わったのは、ひとえに若女将のセンスによるもの。
若い人の頑張る宿は、宿泊して気持ちが良いし応援したくなります。