週刊少年サンデーで『境界のRINNE』(高橋留美子/小学館)の連載が始まりました。古参の高橋留美子作品ファンの一人として大いに期待しています。
とはいえ、高橋留美子作品が持つ魅力は昔ほどの希少性があるわけでもありません。かつての『うる星』のように社会現象に至るまではないだろうと思ってます。それでも、大切なのは周囲による評判ではなく私による評価です。私がこの作品で好きである間はずっと応援していくつもりです。
第１話はけっこう面白かったです。みんなにおすすめできます。
・『境界のRINNE』コミュ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4029259
★タイトル考
おそらく『境界』は、転生元の現世と転生先の現世との境にある「赤い観覧車(輪廻の輪)が浮かんでいる不思議な世界」そのものを指しています。また、『RINNE』は「輪廻転生」と「六道りんね」とを掛け合わせた語句だと思われます。そのために、漢字でも平仮名でもなくローマ字で表記されているのでしょう。
★「謎のクラスメート」あらすじ＆メモ（ネタばれ多数）
「子供の頃に神隠しに遭ったことで幽霊が見えるようになった女子高生・真宮桜」と「死神を自称する赤髪少年・六道りんね」とが出会います。その少年は、桜のクラスメートでした。
・サンデーの表紙も『境界のRINNE』です。りんねと桜。
・左手で敬礼しているようなポーズの桜。制服姿。
・表紙「幽霊が見える少女・桜に�狃于颪き瓩�訪れる―」
・『境界』は黄、『の』は白、『RINNE』は赤。
・タイトルページのあおり文句「誰も越せない境界超えて、少年少女が出会う時――運命の輪は廻り出し、物語は動き出す――!!」
・八宝五円殺。＜ りんねの五円玉
・高橋留美子先生より「皆さん10ヶ月のご無沙汰です。新連載を始めるときは、いつも新人のような気持ちでドキドキします。物語がどう展開してゆくのか、描いている私も楽しみです。読者の皆様にも気楽に楽しんでいただけたらと願ってます。どうぞ、りんねと桜を可愛がってあげて下さい!!」。
・モノクロページは、黄色い紙に黒インクで印刷。
・「桜」という名前は、『うる星やつら』のサクラの他に『宝塚への招待』の桜(主人公の苗字)としても使われてます。
・不思議な世界には桜色の花が咲いている（葉ではない？）
・「お・ね・え・ちゃ・ん」。左髪に赤い花。この女性も赤い目か？
・桜たちが住んでいるのは、テレビ局がある町らしい。
・電柱「田中内科」
・女子の制服は薄紺の３ボタンブレザーとミニスカート。赤いボータイ。黒いハイソックス。茶色の靴。スミレ色の指定カバン。
・スカート長は、新潟でミニが流行っている影響か。
・桜の両目の間はけっこう広い。実は太め？
・きっと、同人作家が『りんね1/2』を二次創作するだろう(笑)
・学校の始業は９時半。１年４組。５月11日。日直は加藤と川口。
・俗名・チワ太郎。ぷるぷる。たくさん散歩できなかった未練。
・「大丈夫 こわくない」は『ナウシカ』のパロディか？
・学校の終業は16時半？
・「またあしたー」より、今日は土曜ではない平日。
・ジャージの左胸に「中」の文字。
・幽霊的なものを見ることが出来る人は、それに触ることができる設定みたいです。＜ チワワを持っている。
・真宮桜の体当たり攻撃は、頭突きをベースにしたもの。
・すたすたすた どすっ 「おうっ」のコマが、なんか懐かしい雰囲気です。
・六道りんねの左手が例の手(I love you)になっている。
・「成仏する気があるなら…」のりんねが格好いいかな。
・「渡し賃」ではなく「送り賃」。
・俗名・チワ太郎の成仏は誰かに依頼されたものか？ ＜ セット料金
・「おはようからはじまるアイラビュー」
・「恋未練男子」
・悪霊はパンダに似ています。でもチワワがベースです。
・あの羽織を着ているときだけ幽体化や境界移動できるらしい。いつか桜もこの羽織を着るだろう。
・「つきあってください」と「つきあってくれ！」
・観覧車なので「乗車賃」でもいいような？
・平成十二年の500円玉。火車には「五百圓」の値札。火車列断。
・「赤い髪の死神」ということで、『BLEACH』(久保帯人/集英社)…みたいな…
・五円玉での催眠術。「ていうか」のモノ言いが、「お・ね・え・ちゃ・ん」と共通。
・「トンカツ 最高―っ」。家族います。
・最終ページの柱「謎の少年は、隣の席のクラスメートでした。桜の高校生活は波瀾の予感!? 次号もセンターカラー!!」
・巻末コメント「みなさん久しぶりです。新連載頑張りますので、応援よろしくお願いします」
★お気に入り
どういうわけか、「トンカツ 最高―っ」が妙に気に入りました。トンカツは、「かつ吉」(渋谷)のランチや「赤城」(相模原)のカツカレーが好きです。たまに食べに行ってます。
★早売りについて
少年サンデーの発売日は毎週水曜日ですが、それ以前に入手している人たちもいます。でも、例えば月曜日に読めたところで、その続きを読むためにはやはり次の月曜日まで７日間を待たねばなりません。それでは、毎週水曜日に読んでいるのとたいして変わらないのです。むしろ、ネタバレ禁止ということで感想を語り合う愉しみも限定されてしまいます。
いろいろ考えましたが、やはり水曜日に読もうと思います。わざわざ手間をかけなくとも、近所のコンビニで簡単に入手できますし。
★アメリカで同時配信
『境界のRINNE』はネットでも配信されてます。いまごろ世界のファンたちも『境界のRINNE』第１話を読んでいることでしょう。海外ファンとの交流がより盛んになることを期待しています。
★次の話
・第２話「百葉箱の伝説」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1154856527&owner_id=1682634
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