そして、LSI SAS3041E-RのRAID 1Eで組んだCheetahを初期化して従来のシンプレックスのイメージをacronis true imageでリストアした。このリストアが思いのほか時間が掛かる。嫌な予感がする・・・。
左のCrystal DiskBenchの結果がシンプレックス(=ノンRAID)のCheetah15K.5のパフォーマンスで、シーケンシャル・リード/ライト共に約100MB/s、512KBブロックのランダム・リード/ライトでも50〜60BM/s程度は出ていてまま速い。右の結果画面がLSI SAS3041E-RのRAID 1Eである。シーケンシャル・リードは劇的に速くなっているのが一目で分かるがライトが軒並みノンRAID時の5〜6割へと速度を落としている。
理由は明白で、LSI Logic社のRAID 1Eはライト・キャッシュを強制的にディスエーブルにするからだ。それは複数ドライブへの書き込みにおけるインテグリティ(一貫性)を確保するためだそうで、そうなると通常のライトスルーとなんら変わらないどころか、2度書きのライト・ペナルティが重く科せられているようで一気に半分程度までパフォーマンスが落ちるというのが実証された。通常、ミラー書き込みならばドライブへは同時並列書き込みに行って欲しいと思うのが人情だが、LSI社のRAIDへのアプローチはシリアライズ(=逐次化=1台目のドライブへの書き込みに成功して初めて2台目のドライブへ2度書きに行く)であることが明確になった。パフォーマンスを犠牲にしてでもデータのインテグリティに拘る姿勢という訳だ。但し、このシリアライズの原則はコントローラ・キャッシュにバッテリー・バックアップ機構が備わっていない場合に限る=バッテリー付きのハイエンドボードはライト・キャッシュが生きるのでかなり速い。
ロードモジュール(EXEやDLL)のローディング時間はかなり速く、シーケンシャル・リードの高速化の威力は確かに凄いものがある。一方、Web閲覧時のページ・キャッシュなど、細々としたランダム的なリード/ライトはやはり遅くて、裸のCheetahの方が小気味よいのだ。
うーん、他に良い方法はないものか・・。
(続く)
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