広島発お茶うけナンバーワンだと思っています。
アンデルセンさんこんなお菓子(デニッシュ?)をありがとう
そのルーツ↓
1959年、タカキベーカリーの創業者高木俊介がはじめて欧州旅行にでかけ、立ち寄ったデンマークのコペンハーゲン。宿泊したホテル・ヨーロッパの朝食で食べたデニッシュペストリーに感動し、この味を日本でも再現しようと思った彼は、すぐに国際電話で当時のパン職人たちにそのおいしさを伝えました。それを聞いたパン職人達は実物を見ないまま、その電話の情報だけで試作を開始(笑)この熱気がいいね。
さて、バターをたっぷり使って 生地を何層も折り込んでいくパン作りは初めてで、試行錯誤の末、パンはなんとか出来上がったけど、それはデニッシュペストリーとは味も形もまったく異なる初代「デンマークロール」だった(笑)!デニッシュペストリーとしては失敗作。と、それを発売してみたら、食べやすい少し小さめの大きさとほんのりと感じるバターの香り+サクっとした味わいがすばらしく、上にのったフォンダンもカリッと甘くて好評。子どものおやつとして、意外にも人気商品になりました。
しかし、その後、菓子パンのラインナップが増え、それらに押されて工場での生産はいったん中止されたものの、1989年当時の広島工場の工場長は、再度デンマークロールを試作し、テストにテストを重ね二代目の発売にこぎつけました。発売にあたっては工場長自ら営業に向けて、そのおいしさを何度も説明し、試食会も開いて社内に向けてもアピールしていったといいます。販売方法も、賞味期間が長いこともあって、20個入りのPOP付の組み立て式の箱を作り、箱単位でお店に流通し売場コーナーで常に20個の箱単位で並べて、ド―ンとボリューム感を持たせて目立たせました(これを食べてたな)。
そして現在、発売中のものは3代目。再発されました。菓子パンの膨大な商品数の中で、あきらかにちがう特長のある菓子パン。店頭から消えたと思ったらまた現れる人気?商品。味は、ほんの少しの改良が加えられながら、根本的には昔ながらのなつかしい味のまま保っています。
そんなデンマークロールがお好きな方、気になる方(=デンマークローラー)はどおぞ。
トピ自由です
あしあとはこちらだす → http://