みなさんは知ってるだろうか。この名画を。ベラスケスの大作、ラスメニーナスを。
世界でもっともすばらしい名画は、モナリザだろうか、いやいや、各国の絵画評論家の10人に9人は世界一すばらしい絵画はこのラスメニーナスだと言う。
確かに日本人にはなじみのない作品かもしれない。
ピカソたち有名画家の模写作品も数多く残されている。ピカソ美術館にいくとまた一味違ったラスメニーナスを味わえる。
いかにこの作品がすばらしいか説明したいが、ラスメニーナスのすばらしさを記した厚い一冊の本があるくらい、ここで記すのは不可能に近い。
当時のスペイン王位をめぐる複雑な状況を的確に描かれており、ベラスケス本人も描かれている。この作品の真骨頂は緻密に計算された遠近法を用いた空間構造、自由闊達な筆触や構図にある。また窓の上を装飾する予定の絵であったため、下からの視点を考慮し、窓から入る光を想定した明暗を用いるという、極めて熟練した構図である。大胆で流麗な筆致も際立っている。ヴェネチアとフランドルの巨匠たちから吸収した知識のすべてを、ベラスケスはここで最大限に活かしているのである。
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困ったときには