- Jose Padilla -
1955年バルセロナ生まれ。
若くしてクラブDJとなりバルセロナで活動をしていたが、都会の喧騒が嫌になり20才頃、イビサ島へ渡る。
当時からイビサでもウェイターなどをやりながらDJ活動を続けていた。
この間10数年のDJのスタイルは、ハウス。
PachaやKu(現在のPrivillege)といったクラブでDJ PIPPI、ALFREDOらとともに、'70年代、'80年代の初期イビサ黄金時代を牽引する。
その後'90年代に入り単調な毎日に疲れ、DJ活動を休止。
しばしの休息の後、イビサで最も有名なバー、CAFE DEL MARのオーナーに誘われ再びDJ活動を再スタート。
ジャンルを超えた彼のセンス良い選曲が人気を呼び、'94年にバーの名前を冠したコンピレーション・アルバム『Cafe Del Mar Volumen Uno』をリリース。
瞬く間に彼の名は世界に知られることとなった。
翌'95年には『Cafe Del Mar Volumen Dos』、'96年には『Cafe Del Mar Volumen Tres』と年を追う毎にその人気は大きくなっていく。
'97年に『Cafe Del Mar Volumen Cuatro』をリリース。
'98年にはシリーズ第5弾『Cafe Del Mar Volumen Cinco』と念願の初のソロ・アルバム『SOUVENIR』をリリースし順風満帆に見えたが、あまりに有名になり過ぎたCAFE DEL MARを離れ別のバーでのDJを開始し、アルバムの監修も'99年の『Cafe Del Mar Volumen Seis』が最後となるが、昨年の夏にホセのコンパイルにより発売されたカフェ・デル・マ−のベスト盤はヨ−ロッパで30万枚のセ−ルスを記録しゴ−ルドディスクを獲得した。
その後も場所を替え、現在もイビサのトップDJとして活動を続けている。
あのマドンナも「私の愛聴盤」としてホセ・パディーヤの名前を挙げ、アメリカでは彼女のレーベル、マーヴェリックと契約。
2001年ソロ第2弾アルバム『ナヴィゲーター』を発表し、シールと元ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズのエンデイア・ダヴェンポートが参加し大きな話題を呼んだ。
さらに2002年には映画「イビサ・ドリーム」のサウンド・トラックを監修。現在も世界中からラヴ・コ−ルが絶えないホセであるが、最近はキューバに傾倒中。 [2004.4.現在]