「個」を超える領域の統合を理論的・実践的に志向することをその主目的とする「トランスパーソナル心理学」のコミュニティです。
トランスパーソナル心理学は、単に心理学の潮流であるだけでなく、また、今日、惑星的規模の危機と直面している現代社会の病理と可能性を包括的に認識することをその責務として包容する思想運動でもあります。
人間の意識・存在についての深い洞察に根ざしたその視点は、無数の内的・外的、そして、個人的・集合的な問題・課題を経験している現代人に自己の人生を十全に生きるための叡智を提供しようとするものです。
人間性心理学の関係者を中心として1960年代後半に設立したトランスパーソナル・コミュニティは、これまでに、3つの段階を経て発展的に展開しているといわれます。
第1段階:化学物質を利用した変性意識状態の獲得をその主たる関心事とした段階
第2段階:継続的な自己変容の実践をとおして恒常的な意識変容の醸成をその主たる関心事とした段階
第3段階:内面・外面、そして、個人・集合というコスモスの重要領域を包括的に包容・統合することを主たる関心事とするインテグラル段階
代表的な研究者・実践者としては、スタニスラフ・グロフ、ケン・ウィルバー、また、最近では、クリストファー・ベイシュ、ホルヘ・フェラー等が挙げられます。
・関連サイト
日本トランスパーソナル学会
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日本トランスパーソナル心理学/精神医学会
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インテグラル・ジャパン
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・関連コミュニティ
ケン・ウィルバー
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スパイラル・ダイナミクス
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