南米大陸、ブラジル中西部の氾濫平原地帯「パンタナール」に訪問した人、今後訪問予定希望の人、その他関係者方々とのコミュニケーションを目的としています。
ちまたの旅行ガイドブック、マスメディアなどでは「パンタナール」は「大湿原」と称されていますが間違いです。湿原とは通年水に浸かっている泥炭地を指します。
パンタナールの乾季(5〜10月)の平原は乾燥し、サバナのようになり、水場は河川や湖のみとなり、平原に残された僅かな水場に餌を求めて動物(水鳥、ワニ中心)が集まります。それとは対照的に雨季(11〜4月)は河川が氾濫を起こし、大平原地帯を浸水します。この状態は一年の内で僅か3ヶ月程度で外観だけは湿原のように見えるだけです。一つの地域で二つの様相の違う生態系が観察できる稀な場所です。このような特異な生態系を一概に「大湿原」と表して宜しいのでしょうか・・・・・
細かいことを言うようですが、パンタナールは「パンタナール」であって世界のどこにも同類規模の自然環境はありません。
湿原をイメージして乾季のパンタナールを訪問すると拍子抜けしますのでご注意を・・・・・
「そんなこと、どうでもいいじゃ〜〜ん」 と思われるかもしれませんが、現地で生活し観察している者の義務として正しい情報、生の情報を、出来るだけ歪めずに伝えて行きたい、という思いで記しています。
管理人の生活日記です。
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パンタナールの一般情報。
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