家の家紋は、庵木瓜って人!
全国各地にいる血のつながりを、いざ集結せょ!
【由来】
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庵とは簡単な家。仮住まいのようなちいさな家のこと。なぜ庵を家紋にしたのか、いまだに明らかにされていない。とはいえ、そのわけとは?。ひとつは、「家」を強く表示するため。その証しに、庵だけで紋を後世することは少なく、その家の本紋を組み込んでいる。ふたつは、とくに工藤氏で用いた「庵に木瓜」だが、木瓜を木工に通わせ木工助の職名を表わした。それを家形で示し、意味を強調した。(庵に木瓜)
【主な使用家】
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工藤氏、曽我氏の代表紋といえる。曽我兄弟が父の仇として狙った工藤祐経はもともと同族で、それは、いわば同族間の遺産争いであった。また、石見の三隅氏、讃岐の長尾氏は「庵に久の字」あるいは「庵に州の字」。駿河の葛山氏は「庵に二舞鶴」、相模の海老名氏は「庵に二つ木瓜」を用いた。
清和源氏では分部氏、瑳峨源氏では沼田氏、藤原氏では伊東・岡部・伊藤・久須美・内田・川田の諸氏、清原氏流の西沢、平氏流の板橋氏などが用いている。
『足跡帳』
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