村上龍の『悲しき熱帯』と
山田詠美の『熱帯安楽椅子』を
愛する人のコミュニティ
夏と海と太陽と風と夜と快楽そして退廃
熱帯を愛する人、熱帯に憧れる人、熱帯に暮らす人
熱帯では全てが生きているだろう、そして全てが死に行く途上なのだろう
小説は作り話だ、それぞれが違ったイメージを頭に浮かべる
読む人の数だけそれぞれの違った熱帯を作り出す
小説は色も形も匂いも温度も音もない
想像する 熱帯の雨を
想像する 肌を焼く太陽を
想像する 喉の乾きと掻く汗を
想像する 熟れた果実の匂いを
想像する 波の音を
想像する 虫の声を
想像する 月の光を
想像する それぞれの熱帯
それは最高に贅沢なこと
そしてそれは悲しく切ないこと
困ったときには