ジョホールバルの歓喜(ジョホールバルのかんき)
1997年11月16日、マレーシアのジョホールバルで日本代表がW杯フランス大会のアジア第3代表をかけイラン代表と戦い、劇的な勝利により初のW杯出場を決めたサッカーの試合です。
KAZTAさんより動画です!
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ワールドカップ出場をかけた試合は、両チームの気迫のぶつけあいだった。前半39分日本は中山雅史のゴールで先制に成功、前半をリードして折り返す。
後半に入るとイランの激しい反撃が日本を待っていた。後半開始早々(開始25秒)にアジジが同点ゴールを奪うと、後半14分にはイランの大エース アリ・ダエイに逆転ゴールを浴び日本のW杯出場に黄信号がともる。
後半18分、あとのない日本 岡田監督は大きな賭けに出る。エース 三浦知良と最終予選終盤の日本の勢いの象徴であった中山のツートップを同時に交代、2人に代え城彰二・呂比須ワグナーを投入する。この交代は功を奏し後半31分に城が起死回生のヘディングを叩き込み同点に追いつく。日本はこの勢いで90分以内に試合を決めたかったが同点のまま後半を終了、延長戦に突入。
延長戦開始と同時に日本は切り札を投入、日本最速アタッカー岡野雅行である。岡野の快速は中田英寿からのパスに何度も決定的なチャンスをつかむ。しかしGKとの1対1において力ないパスを味方に送ったことでチャンスをつぶし、中田英寿も思わず”何故?”と目を瞑り空を仰いだシーンは印象深く、また次のチャンスもシュートはゴールのはるか上に打ち上げてしまう。岡野は最終予選においてそれまで1度たりとも出場機会を与えられていなかったプレイヤーである。観戦した誰もが頭を抱えただろうが、彼を責めることはできない。
イランも切れ味鋭い反撃を見せるが、選手の消耗は尋常ではなく両チームとも決定的なチャンスをものにできず延長は進み、延長後半も終了まで残り1分。決着はPK戦でかと誰もが思い始めたそのとき、ツートップではなく自分が試合を決めることを決意したかのように中田が突然のドリブルでイランのディフェンスを切り裂きシュートを放った。(中田はこの試合で2得点ともアシストしていた)イランGKアベドサデーがはじいたそのボールは猛然と走りこむ岡野のもとへ。岡野はそのボールを右足で押し込み、日本は劇的なゴールデンゴールでついにW杯初出場を決めた。この瞬間は伝説となり、日本のサッカーファンは永遠に忘れないだろう。
日本 3 - 2 イラン
得点
前半39分 中山雅史(日本)
後半01分 アジジ(イラン)
後半14分 ダエイ(イラン)
後半31分 城彰二(日本)
延長後半14分 岡野雅行(日本) ※ゴールデンゴール
日本代表
GK #20 川口能活
DF #02 名良橋晃
DF #03 相馬直樹
DF #04 井原正巳
DF #17 秋田豊
MF #06 山口素弘
MF #08 中田英寿
MF #10 名波浩
MF #13 北沢豪 → 延長前半0分 FW #14 岡野雅行
FW #11 三浦知良 → 後半18分 FW #18 城彰二
FW #32 中山雅史 → 後半18分 FW #30 呂比須ワグナー
監督 岡田武史
イラン代表
GK #01 アベドサデー
DF #04 ハクブール
DF #05 ベイラバニ
DF #15 アサディ → 後半10分 #25 ミナバンド
MF #02 マハダビキア
MF #24 サリンチェ → 後半20分 #20 パシャルザデ
MF #09 エスティリ
MF #07 マンスリアン
MF #08 ナムジュ → 後半35分 #17 モディルースタ
FW #10 ダエイ
FW #11 アジジ
監督 ビエラ
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