吐き気さえするような
狭い箱のなかで
ただ息をしているだけの僕は
愚かだ。
くるくるとまわる幻想が
僕を現実から突き放し
我が物顔で笑ってみせる。
死ねばいいのにと思うほど
大嫌いな奴を思い浮かべ
脳裏に焼き付いて
離れなくなることを
後悔し
自分の心臓に杭を刺す。
気持ち悪いのは僕。
頭がおかしいのは僕。
狂っているのは僕。
劣等感に支配される前に
いっそ
殺してほしい。