ミスター(高校時代のコーチ・立石隆章氏)は、
「これからの人生は海のど真ん中であり、その行き先と
舵取りは自分でしなければならない」
といった内容の文章を僕らに書いてくれた。
すべてが終わり、そして始まった冷たい雨が降りしきる
8月15日、僕らにとっての終戦記念日。
たしかに僕らは大海原に投げ出された。
呆然と家路をたどり、広すぎる世界と果てしない水平線
を目前にして、ただ途方に暮れた。
サッカーがすべてであり、勝利だけが目的だった三年
間の地盤を失ったとき、一方で、忘れかけていたサッカ
ーへの愛情が、ゆっくりと芽生えはじめたのも事実だっ
た。
「苦楽を共にする」という言い回しがある。
三年間、苦楽を共にした仲間たち。プリシンシピオに馳
せ参じてくれた男たちは、とにかくどこかで苦楽を共に
下という点で共通している。
北海道15人組で、文字通り苦楽を共にした男たち、
ボランチからDFにコンバートされた男たち、捻挫とい
うアリ地獄のそこで一緒にもがき苦しんだ男たち、「パ
ラ」で悔しさを分かち合った男たち、最後の屈辱の合宿
で同じ釜の飯を食った男ども、インハイで4バックを組
んだ男、養和時代から人生を共にしてきた異常者……。
海のど真ん中に放り出された夏の終わり、3年間の長
い歳月をともにすごした仲間たちと、その海のど真ん中
に、すこしだけ休息できる港をつくっても、小さな島を
つくってみても、いいのではないか……。そう思った。
同じ夢を追いかけた苦楽の友と、二度と戻ってはこない
時代を一緒に思いだすために、新た時代を歩いていくた
めに、下田プリンシピオ04は、生まれた。
2004年9月2日 夜半
「海へ」より
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