映画『帰ってきたドラえもん』とはじつは漫画の2作品が融合されて公開されたんですよね。
ここからが『さようならドラえもん』です。
いつものようにジャイアンに追いかけられてドラえもんたすけてえ、と帰ってきたのび太。
のび太 「あれかしてよ。ほら、いつか使ったやつ。けんかに強くなるの。」
ドラえもん 「ひとりでできないけんかならするな!」
なんだかいつもと違うドラえもん。
のび太 「帰る?」「未来の世界へ!」
その夜家族で送別会をし、
ドラえもんとのび太は一緒に同じ布団で寝ることにした。
眠れない二人は朝まで一緒にお話しすることにした。
外へ散歩に出る二人。
ドラえもん 「できることなら……、帰りたくないんだ。」「きみのことが、心配で心配で……。」
ドラえもん 「一人で宿題やれる?」
ドラえもん 「ジャイアンやスネ夫にいじわるされてもやり返してやれる?」
固い決意でドラえもんと約束する。心配するなと。
涙を見せたくないドラえもんはちょっとその辺を散歩してくると言って行った。
とその時ジャイアンが寝ぼけて歩いていた。それを見られたジャイアンはのび太を殴る。
がのび太は決してドラえもんに助けを求めない。
のび太 「けんかならドラえもんぬきでやろう」
殴られ続けるのび太。しかしのび太は、
のび太 「ぼくだけの力で、きみにかたないと……。」
のび太 「ドラえもんが安心して……、」
のび太 「帰れないんだ!」
一生懸命戦って、そしてジャイアンに勝った。
心配して探しに出た、そして駆けつけたドラえもんの前でのび太は。
のび太 「かったよ、ぼく」
のび太 「みたろ、ドラえもん。かったんだよ。ぼくひとりで。」
そして朝起きたら、ドラえもんは未来へと帰っていた。
「ドラえもん、きみが帰ったらへやががらんとしちゃったよ。でも……すぐになれると思う。だから………、心配するなよドラえもん。」
ここからが『帰ってきたドラえもん』です。
スネ夫 「おうい、のび太。」
机の上でボヤーッとしている。
ママの「元気出しなさい」と言う声に、
のび太 「くよくよしたって、ドラえもんが帰ってくるわけじゃなし。」
のび太 「ようし!これから気をとりなおして明るくくらそう。」
遊びに出るのび太。
スネ夫がツチノコを見つけたという。もちろんウソ。
だまされて犬にかみつかれてひどい目にあった。そんなところにジャイアンが、、、、
ジャイアン 「おっ、のび太、ここにいたか。」
ジャイアン 「お、お、おまえ…………、お、お、おちついて聞けよ。」
ジャイアン 「い、いまそこで、」「だ、だれにあったと思う。」「ド、ラ、え、も、ん。」
のび太 「ドラえもん!?」
大はしゃぎして家に帰るのび太。
しかし、ドラえもんはどこにもいない。
のび太はドラえもんが照れくさく、どこかにか隠れているのだと思い、
貯金を全部下ろしてドラえもんの大好きなどら焼きを買いに行く。
しかし、これは「四月バカ」まんまとジャイアンのウソに引っかかったのだった。
ドラえもんが帰ってきたなんてもちろんウソ。
のび太はしかえしにと、ジャイアンやスネ夫に一生懸命ウソをつくがバカにされる。
のび太 「思いだした!!」
ドラえもん 「ぼくが行ったあとで……。」「がまんできないことがあったらこれをひらけ。」
ドラえもん 「そのとき、きみに必要なものが、出てくる。」
とドラえもんが残した最後の道具を開いた。
出てきた道具は「ウソ800」。これを飲んでしゃべると、じゃべったことがウソになるという道具。
これを飲んで、のび太はジャイアンやスネ夫にしかえしをする。
でも、家に帰るとのび太はしょんぼりして、ママの「ドラちゃんいた?」という問いに、
のび太 「ドラえもんがいるわけないでしょ。」
のび太 「ドラえもんは帰ってこないんだから。」「もう、二度とあえないんだから。」
部屋に戻ると、そこにはドラえもんがいた。
ドラえもん 「のび太くん」
ウソ800を飲んでいたので、しゃべったのび太の言葉がウソになったのだった。
ドラえもんが帰ってきた。
のび太 「うれしくない。これからまた、ずうっとドラえもんといっしょにくらさない。」
と再会を泣いて喜ぶ二人。
この2作品・・・ほんと泣けますよね。文字にしているうちに泣きそうでした。声が変わってから見てないですが・・・ドラえもんってあったかいですね。
困ったときには