働く意思を持って行動しているにもかかわらず、
仕事に就けていないニートの若者を、「レイブル」と呼んで応援する。
大阪府がはじめた、新しい取り組みだ。
橋本徹という男は、
やはり面白い。
「ニート」ではマイナスの印象が強く働くので、
就職活動をしてもなかなか雇ってもらえない。
新たな呼称で、まずはマイナスイメージを払拭していこうということらしい。
「レイブル」とは、「レイトブルーマー」の略で「遅咲き」「大器晩成」を意味する。
欧米で頑張っている若者を応援する言葉として使われていて、大器晩成に近い言葉」
とし、採用した。
ニートの若者(若年無業者)は全国で約63万3000人。
しかし、この中にも「働こう」と行動する、前向きな若者もいる。
職がなく働いていないことでニートとひと括りにされて、怠け者のイメージをつけられてしまっている若者の就労を支援するのが狙いらしい。
ニートのうち、働く意思のある人、行動を起こしている人たちだけを
『レイブル』に位置付ける。
ニートの中にも、自分はニートではないとの思いを強く持ち、
働き口を見つけてリセットしたいと思っている人は多い。
「レイブル」受け入れてくれる企業を募集中
大阪府は2011年11月23日に、「大阪ニート100人会議」を開催。ニートの就労支援について、集まったニート経験者や当事者らに「どうすれば働けるか」を考えてもらい、意見を出してもらった。「レイブル」という言葉もこの場で発表し、府は「気に入ってくれたようでした」と、手応えを感じていた。
その一方で、大阪府は「ニート100人会議」で出された意見を踏まえ、「レイブル就労モデル」の事業化を検討。NPO法人などの支援団体と具体的なモデル事業の構築を進めている。
現在、採用マッチングサイトを準備しているところで、通常の労働条件や賃金情報の開示のほか、働き方の要望や就労訓練などでレイブルを受け入れてくれる協力企業の開拓に乗り出している。
言葉だけでなく、具体的な支援での成果が期待される。
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