なから。
それは素敵な言葉。
東信地方でよく聞く素敵な言葉。
なからで良いよ。
なから出来たわ。
人生なからでいいんじゃない?
集えなからー。
ここは長野県の方言「なから」を愛する人のためのコミュニティ。
言葉の響き、利便性、親しみやすさ、こんなにも魅力に満ち溢れた言葉がそうあるでしょうか。
「なから」好きな人はこぞってご参加ください。
※長野以外の地域では、異なった意味で「なから」が使われています。
本コミュは長野以外のなからーも歓迎いたします。
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【なから】
意味:だいたい、おおよそ
【なからー】
意味:なから好きな人の総称。
別の地域に居ながらも、なからと言ってしまう。
むしろあえて使う。公の場で使ってちょっと焦る。
「なから」とプリントされたTシャツを着ちゃう。
【語源】
古くから長野県の中良木村では、村周辺に自生する植物”なから”を、食用や染色加工に使用していた。
食用としては、なからの天ぷらやなからの浅漬などが一般的ななからメニューであり、
染色加工についても”なから染め”は中良木村の伝統工芸で、必ずわずかに色ムラができる事が特徴である。
中良木村の人々は、調理する際でも染色を施す際でも、なからを扱う時には分量や時間を細かくきめることはなかった。
なぜなら、火がどれほど通り具合や漬け加減が変わっても味が大してかわらないからだ。
染色についても、どうせどうやっても色ムラができるので、適当にやるのがなから染めの方法であった。
そのため、何か物事の加減を言う時、それがだいたいや大凡で良い場合は
「なからを扱う時と同じで良いよ」という意味で「なから」と言った。
(民明書房「イナゴは食べ物」より)