【ヤン・シュヴァンクマイエル】
『悦楽共犯者・Spiklenci Slasti』
★無限な欲望を増殖させている現代消費社会の批判★
『ファウスト』に続いてライブ・アクション(実写)作品となった本作は、セリフを一切排除しオペラや交響曲を効果的に使用、快楽を追求する人間たちの滑稽な姿と、欲望に溺れた者たちの現実を寓話的に描き出す。
“日曜日に”とだけ書かれた手紙を受けとったピヴォイネは、早速ある準備を始めた。まず自分でかぶるための巨大な鶏の頭を作成。次に隣家に忍び込んで女性の服を拝借し、数本の黒い傘で鳥の羽らしきものを作る。彼のほかにも不思議な行動をとる5人の男女がいた。ある者は指サックを執拗に集め、またある者はパンをこねて小さな玉を作り続ける。誰もがテロリストのように人目を避け、抑え難い欲望につき動かされるかのように、各人の行為に熱中する。そして日曜日がやってきた……。87分。
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