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中国で先行販売され世界で順次販売予定の日産TIIDA。
日産が「新型グローバルハッチバック」として披露したのは、世界165カ国で販売されるコンパクトなハッチバック、すなわち「ティーダ」の新型だ。ティーダは、セダンを含めると日産では最多量販車種であり、中国では東風日産が「騏達」として販売。2010年だけでも8万5000台のセールスを記録している。
その重要なモデルが、世界に先駆けて、ここ中国でワールドプレミアを果たした。新型ティーダは、旧型で好評だった広い室内をさらに拡大するとともに、より上質な雰囲気に仕立て上げたのが特徴だという。
実際、ホイールベースは100mm拡大。プレスリリースによれば「クラストップのリヤニールームを確保」したという。一方、デザインについては、「Fluid&Briskがテーマのエクステリアが、滑らかで張りのある面構成のボディやカタマリ感のあるフォルムによって、新しいプレミアム感を演出」(プレスリリース)。「Calm&Refined」をキーワードにデザインされたインテリアは、心地よさや包まれ感を目指している。
パワートレインは、1.6リッター直列4気筒の「HR16DE」ユニットとCVTの組み合わせ。またこれとは別に、ターボエンジンも用意する。日系のクルマでターボエンジンを搭載するのは、中国市場では初めてだという。
中国市場向けの新型ティーダは、東風日産の広州花都工場で生産され、2011年5月末から販売が開始される。一方、2014年までには世界130カ国に導入が予定されている。