ポルトガルのファド、ブラジルのモディーナに匹敵する哀しい響きのブルース”モルナ”の歌い手
セザリア・エヴォラ。
(アップテンポなダンス曲”コラデーラ”も唄っているが)
「裸足のディーバ(歌姫)」とはまさに彼女の事。
アフリカ西海岸のセネガルから約500kmに浮かぶポルトガルの植民地であったカボ・ヴェルデ諸島のサン・ヴィンセンテ島ミンデーロで1941年に生まれた。
1988年、カポ・ヴェルデの血を引く若いフランス人ジョゼ・デ・シルヴァがパリでのアルバム製作を持ちかけた。セザリア・エヴォラはその時47才。
遅咲きの歌姫は幾度もグラミー賞にノミネートされ、ついに「Voz D'Amor」でグラミー賞を得た。
彼女の歌うモルナは哀愁に満ち人々の郷愁を誘わずにはいられないだろう。
「私の名はセザリア・エヴォラ。私はアフリカ人女性。私達は貧しいけれど、異国に出稼ぎに出た兄弟の仕送りと祖母の家のおかげで、腹をすかせた事がなかった、、、。
(子供の頃)ダンスホール、クラブのことは話に聞いていたけれど行った事はなかったし、行きたいとも思わなかった。植民地時代、裸足で公共の場を歩く事が許されなかった時、靴のなかった私にはまるで場違いな場所であったから、、、、」