リャマ (llama)、ラマ (llama)は、哺乳類ウシ目(偶蹄目)ラクダ科の動物である。南アメリカのアンデス地方に多く住む。
姿はラクダと似ているが、背中にコブはなく、全身が毛で覆われている。白い毛のものと茶色の毛のもの、白と茶色がまだらになったものがいる。足から頭までの体長は1m程度。頭から尻までの長さは2m程度。まつげが長くパッチリとした目は愛らしい。性格はおとなしく、人に慣れやすい。
ボリビアやペルーの山岳地方では古くから家畜として多く飼われており、荷物の運搬用に用いられたり、毛や皮を衣類に用いたりしている。肉を食べることもあるが、儀式などの特別な時以外はあまり食べられてはいない。
寒冷で小雨なアンデスでは木材があまり無いため、リャマの糞が貴重な燃料として使われている。近年は都市部においては用いられることが少なくなったが、田舎では現在もリャマの糞で煮炊きをしている人々がいる。
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