フェノミナ(PHENOMENA)は、1984年制作のイタリア映画。ダリオ・アルジェント監督作品、ジェニファー・コネリー主演。昆虫と交信できる不思議な能力を持った少女を巡る殺人事件を描くホラー作品。
スイス北部の都市チューリッヒ郊外にある寄宿舎に、有名な映画俳優を父に持つ美少女ジェニファーが転校してくる。彼女は昆虫と交信できる特異な能力の持ち主だった。一方、この都市では最近か弱い少女ばかりを標的にした連続殺人事件が起こっており、警察は高名な昆虫学者マクレガー教授に腐敗した被害者の頭部を見せ意見を求める。被害者の頭部に集っている蛆虫が犯人を突き止める手がかりになると考えた教授は事件解決に向けて協力を約束する。ひょんなことからマクレガー教授と親しくなったジェニファーは、自分の持つ能力を活かして教授と共に事件の犯人を追うことになる。だがジェニファーのクラスメイトが惨殺された上、マクレガー教授も犠牲となってしまう。そして殺人犯の魔の手は彼女にも及ぶのだった。