ファンダ・メンダ・マウス(このライトノベルがすごい!文庫)
著者 : 大間 九郎
イラスト : ヤスダ スズヒト
第1回『このライトノベルがすごい!』大賞の栗山千明賞受賞作です。横浜港湾を舞台に、ひと癖ある主人公を軸に展開するスピード感溢れるアクション作品。キャラクターや文章など非常に独特であり、他にはない作品世界を構築しています。選考会においても「ライトノベルか否か」で物議を醸し出した作品であり、栗山千明さんイチ押しの作品でもあります。
<1巻>
おれはマウス。しみったれた倉庫でくそったれなAIシステム相手に終日ダラ~っと、家に帰ればネーネがべったり。そんな毎日。でも、おれは今の自分にかなり満足。いい女はべらして万ケンシャンパンドンペリジャンジャンBMベンツにPMゲッツーみたいなことが必要だとは思わない―のに!「嫁に!」とか言い出すジャリ娘の登場から怒涛の急展開だよ!
独特で中毒性の高い文体、鳥肌ものの展開。
全選考過程で物議を醸した作品が登場!
<2巻>
一見、落ち着きを取り戻したマウスの日常だったが、今度は美月にトラブル発生! 父・豊島郁夫の死体と10キロのヘロインを押しつけられた美月。自らの命の対価としてヘロイン売買に巻き込まれていく。欲望渦巻く横浜ダークサイドは弾丸乱れ飛ぶ超危険地帯に。命を危険にさらしながら、事態の終結を急ぐマウスだが、その背景にはマウスの第3婦人キンバの意外な思惑が……。
第1回『このラノ大賞』栗山千明賞・待望の第2弾です。
困ったときには