歴史資料…古文書、骨董、建築、石碑、民具、生活文化、芸能、自然環境、景観などなどさまざまある有形無形のモノたち。
当然、それらすべてが文化財に指定され、博物館や研究機関に収まっている訳ではありません。そうした保護の枠に入らず、埋もれているたくさんの歴史資料があります。
旧家の土蔵や古びたたんすの中、ただの路傍や農家の納屋、普段何気なく行っている年中行事や習慣、見慣れた風景。
一見して“価値”あるものではないように見えるところにも、その地域や家の歴史を語り、証明するものがあるかもしれない。
しかしながら、そういった歴史資料は価値が見出されることなく災害はもちろん代替わり、ライフスタイルの変化、都市計画、後継者不足…etc…と移り変わる時代の中で常に消滅する危機にさらされています。
そうした現状を踏まえ、
それらをどのように次世代へ継承するのか。
そのためにどうやって散逸や滅失を防ぐのか。
そして社会や一般の人たちにどう価値を再発見してもらうのか。
最後には、それらをどう活用していくのか。
それが歴史資料保全。…と思う訳です。
そうした問題や、活動案内、所蔵品の保管・管理の疑問質問、歴史全般の話題までご活用いただければと思います。