欧米では「もはや地球環境悪化は取り返しのつかない段階にまで進んでしまったのではないか」という認識が広がり、ジオエンジニアリング(地球を操作する技術)が議論されつつあります。
「地球環境の悪化が手遅れなら、ダメ元で科学の力で地球の気象をコントロールしてはどうか」というものです。
すぐに分かるように、ジオエンジニアリングはかえって環境悪化を進めてしまう恐れがあります。
さりとて、このままでは地球環境は人類の生存を脅かすほどにまで悪化してしまうかも知れない。
そのジレンマに立たされている、という認識が欧米で広がりつつあり、議論が進んでいるのです。
ジオエンジニアリングに関する議論は、日本ではほとんど進んでいません。
それは3つの考え方が日本では強いからでしょう。
1.ジオエンジニアリングは邪道、むしろ地球環境を悪化させる。
2.地球環境はジオエンジニアリングが必要になるほど悪化していない。
3.通常の環境対策で充分。
欧米でも、1の考えは共通しており、ジオエンジニアリングに対する警戒感は強いです。
しかし2,3の考えについては、欧米の環境団体でも意見が分かれつつあります。
地球環境の悪化のスピードはすさまじく、もはや手遅れという認識が広がりつつあります。
このままでは、欧米でジオエンジニアリングの議論が勝手に進み、勝手にジオエンジニアリングが始められてしまう恐れがあります。
ジオエンジニアリングへの注意喚起を日本で促すため、このコミュニティを立ち上げます。