日吉神社は東金郷六ヶ村(大豆谷村・台方村・辺田方村・堀上村・川場村・押堀村・・・辺田方村は現在の上宿、谷、岩崎、新宿)の総鎮守の神様として崇敬を集めております。
文亀3年(1503年)の大早害を始め幾度かの早害の際には降雨祈願に慈雨をもたらし、承応年間(1652年〜1655年)に起こった「雄蛇ヶ池」の水利問題論争の折には円満解決に導くなど常に御神威、御神徳を賜って参りました。
寛文3年(1633年)東金郷六ヶ村は六月十五日に執り行われる神幸祭に併せてそれぞれに山車等を繰り出して参加するようになりました。
以来、隔年毎には例祭に併せて連合祭典と称し神輿の渡御、山車・屋台の運行を行っています。
【東金形】と分類される全国でも稀な形状をした山車・屋形は、ハガチ(担ぎ手)が前方を持ち上げ方向変換をします。
また、山車・屋形同士の挨拶の儀では、山車・屋形を揉んだり(前方を持ち上げたり下ろしたりしながら回したりする)し、大変勇壮です。
山車・屋形で奏でられている【東金ばやし】は、千葉県指定無形民俗文化財となっております。