1916年、ドイツの天文学者・シュヴァルツシルトはアインシュタインの重力場方程式の解を求め、非常に小さく重い星があったとすると、その星の中心からのある半径の球面内では曲率が無限大になり(以下に述べるように、現在はこの考えは誤りとされている)、光も脱出できなくなるほど曲がった時空領域が出現することに気づいた。その半径をシュヴァルツシルト半径 (Schwarzschild radius) または重力半径と呼ぶ。 シュヴァルツシルト半径よりも小さいサイズに収縮した天体をブラックホールと呼ぶ。ブラックホールの質量をM、光速度をc、万有引力定数をGとすると、そのシュヴァルツシルト半径rgは、と表される。 この表式と同じ結果は以下のようにしてニュートン力学からも導き出すことができる。 質量M、半径rの天体表面からの脱出速度 vescを考えると、運動エネル…………
なんだこれは…
困ったときには