様々な生きものたちが、ざわめく夏の雑木林。
そんな賑やかな森の傍らで、その身をじっとひそめるカブトムシ
満月の夜、魅入られたかのように彼らは決まって空に飛び立つのだ。
人はそれをブルームーンフライと呼ぶ。
日本でもっとも人気のある昆虫はカブトムシとクワガタであろう。
その神秘的なフォルムは人々を魅了し続けてきたが、その実態は今だに沈黙の帳に包まれているままだ。
その帳にメスを入れ、生態や造形を愛してやまないスゴイやつらがいる。
人は彼等を昆虫愛好家と呼ぶ
私を含めてカブトムシ・クワガタムシ愛好家の一年は、忙しい。
春先にコクワガタがクヌギの陰に出てくるのを見に行く事から始まり、ノコギリ・ミヤマが現れる初夏に入ると、近くの雑木林に毎晩のように通い詰める。
それは巨大ミヤマやヒラタクワガタ、時にはオオクワガタに出会えるからだ。
夏の終わりになれば、飼育しているクワガタたちの交尾も終わり、幼虫たちの飼育セットの用意に明け暮れ、冬になれば、越冬用にマットを増やしてあげ、来るべく春に備え幼虫たちの世話もかかせない。
そんな忙しい我々に、とどめを刺すべく海外のクワガタ・カブトの輸入規制緩和により、大量の生きた外国産のクワガタ・カブトが日本に入ってきた。
子供の時、夢にまで見たコーカサスオオカブトやヘラクレスオオカブトが、今は昆虫専門店に行けば、生きて動いているものを垣間見ることができ、しかも購入することだってできる。
本当に夢のような話である。
そんな魅力あるクワガタムシ・カブトムシたちの生態、飼育や採集法について
初心者からベテランの方まで、どなたでも楽しく語り合い、情報交換出来ればと思っております。
是非自慢のクワガタムシ・カブトムシ達の紹介をしていってくださいね。
困ったときには