社団法人 日本天然石協会のコミュニティです。
昨今の天然石業界の現況を心配し、より健全で社会的にも有意義な、前向きな発展を望む有志が集り、さまざまな意見交換をした結果、まずは器(うつわ)を作ったのちに、志を共有しあえる業者の仲間をつのり、ついで、一般のお客さまに適切な情報を提供していける組織にした方が、滑らかに発展させられるだろうと判断し設立した次第です。
社団法人 日本天然石協会設立は、天然石の情報が錯綜している中、正しいものを広めてゆきたいことが第一です。今日おいてインターネットの発展に伴い、誰もが簡単に情報を流布できるようになったため、新しく流通される鉱物や、いわゆるパワーストーンの云われなどについて、どれが正確な情報なのかわかりづらくなっていることにあります。天然石の真意についてお伝えすることで、天然石の価値観をより高め、文化をより深めることにつなげたいと考えています。
第二の動機はほんの一部の業者が、知ってか知らずにか、模造品や人工石を天然石と称して販売したりしています。現況は処理石と未処理石との区分けもあいまいです。天然石に興味を持ったばかりの消費者の方が、やっと綺麗な石を手にしたときに、それが偽物の石で、とても残念に思っている人の話を、何度となく聞いております。これは天然石に対する文化の減退を示す出来事であると、深く受け止めております。
これらはもはや、数人の人の手では全体を把握しきれない程になっている状況であり、天然石業界の信用を大きく損ね、お客さまに疑心暗鬼の念を抱かせ、ひいては天然石離れを招く要因となっています。
パワーストーンと称されるようになった宝石・天然石のエネルギーを、一概に否定してしまわず、誰もが理解できるよう解説できないものか。
新種の鉱物や、おもにアメリカのヒーラー、チャネラーたちが提案するニュータイプの水晶などの情報、エンハンスメントされたもの、トリートメントされる宝石たちの最新情報などを要約して、業者間で共有し、お客さまに提供できないものか。と私たちは考えました。
それによって、お客さまが安心して天然石製品を選び、石とともにある暮らしを楽しみ、天然石たちとの出会いをきっかけに各自の気持ちを整え、さらに願うならば我々が地球と共にあること、それを実感してくれるよう提案する協会の設立を必要とした次第です。
上記で述べたことについて、私どもが取り組もうとしていることは、非常に難しく、多くのハードルがあることをよく理解しております。しかしこの業界の現状を放置していては、私達の仕事に未来を感じることができず、天然石を通じてお客様に喜びを伝えることはできません。また消費者の皆様においても、何が本当で天然石が好きなのに、本当のことを知らない人が増えてしまいます。この活動を起こすに当たっては、逆風を浴びることもありますが、それに屈することなく日々邁進してゆきたい所存です。
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困ったときには