よしもとばななのキッチンが好きだ。
18才のとき何気なく本屋で出会ってからもう6年。
若いころ特有の甘さと孤独、そして苦しむ死と別れ。
いつのまにか主人公みかげに自分を重ねて読んでいる。
初めて買ったキッチンは台詞を覚えるくらい読みすぎてボロボロになる。
2冊目は友達とケンカしてヤケクソになり捨てる。
次はお風呂に落としてふにゃふにゃになってまた1冊だめにする....
ただいま4代目のキッチン。
どうしようもなく不安なとき、落ち込んだときは、いつも手にとってキッチンを読む。
鞄に入れて、いっしょに旅もする。
わたしにとってなくてはならない、そんな存在。
困ったときには