Atelier BriT'S(アトリエ ブリッツ)公式コミュニティ。
Atelier BriT`Sは、「表現の職人たちが集い、上質な作品を創り出す工房として‘Bridge where time is spent’時を越え、思いを伝える架け橋でありたい」というコンセプトの元に結成された表現者たちの集う場所です。
俳優を志す人には、「有名になりたい」、「演技を通して何かを伝えたい」、「単に演劇に携わるのが好き」などなど…色々な動機があると思いますが、いずれの場合も共通していることは、「自分を通して何か表現をしたい」ということではないでしょうか?
基本、演劇は他の表現者(ミュージシャン、画家、彫刻家…)とは違い一人称で何かを伝えることはできません。まず台本があり、自分の役があり、演出家や共演者がいて、更に音響・照明など様々な表現者たちが集まって、ようやく一つの作品が出来上がるという三人称の表現手段となります。
その中で、俳優はいかにして一つの作品の中で(役を)表現をしていくのか?
ただ闇雲に台詞を暗記して演出家の指示通りに動けば一応の芝居は成立するかも知れませんが、それでは本当の意味での表現者とは言えません。
人間それぞれの個性や癖、長所に短所、この世に全く同じものを持った者は存在しません。つまり役へのアプローチに王道はなく、それぞれの方法(メソッド)を探っていくより他はないのです。しかし王道はなくても、近道はあります。
20世紀の初頭にスタニスラフスキーが創った演技法「スタニスラフスキーシステム」をリー・ストラスバーグが改良し創り上げたのがいわゆる「メソッド」と呼ばれるものです。 それにサンディー・マイズナーやステラ・アドラー、マイケル・チェーホフなども 「スタニスラフスキーシステム」をベースに独自の演技法を開発し、それらを総称して 「メソッド」と呼ばれることもあります。
いずれの偉大な演技指導者も演技表現を芸術として捉えていることが重要です。方法は違うにせよ、俳優自身の肉体・精神・感情・感覚・思考・想像力・誠実性・意識を素材にしてそれらを鍛錬し思い通りに操り、与えられた役を本当に生きることを目指している点は共通しています。このワークショップでもそれを目指してやっていきます。
*「メソッド」とはアル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ジェームス・ディーン、
メリル・ストリープ、マーロン・ブランド、アンソニー・ホプキンス等数々の優れた
俳優が習得した俳優自身のリアリティー(真実性)を基調とした演技方法です。
内容:命、感受(レセプション)、全体性、リラクゼーション、センスメモリー(感覚の記憶)、アフェクティブメモリー(感情の記憶)、レペテション、サイコロジカルジェスチャー、 ヴィジョン、集中、等の基本エクササイズを中心に即興やシーン練習、本格的な役作りについても行っていきます。
参加資格は継続して真摯に演劇と向き合える志を持った人、経験や年齢は問いません。
十人くらいの少人数で、一人一人とのコミュニケーションを大切にやっていきます。
興味を持たれた方がありましたら、質問など何でもお気軽に御連絡ください。場所や内容の詳細を送らせていただきます。
ワークショップを通じての定期的な公演も企画しています。
基礎からしっかり作って舞台に立ちたい、、 一度○○の役をやりたい、△△のシーンをやってみたい、オリジナルの台本を元に芝居を実際に作りたいなど、色んなアイデアを花開かせていきましょう♪
俳優以外にも表現を通じて演劇に携わりたいという人の参加もお待ちしています。
まだ見ぬ、共に本物の表現者を目指す俳優を求む!