田楽と味噌おでんの差がわからない人も
豆腐はちょっとって人も
菜飯派の人も
生麩しか食さない人も
愛知県の田楽(たらが)町と間違えてしまった人もみんな入ればいいんだ。
元来(食べ物の)田楽は、平安時代末期に中国より伝来した豆腐を、拍子木型に切って串刺しにして焼いたものであるが、その格好が、(伝統芸能の)田楽のひとつである田んぼに棒を突き立てその上で踊る「高足の舞」に似ており、また豆腐の白さが田楽法師の袴の白さを連想させる事から名づけられたと言われる。その後、室町時代になると調味技術が進歩し、すり鉢の登場によって味噌がすり潰されて調味料として使われるようになり、味噌を塗りつけて焼いた味噌田楽となった。 成り立ちを伺い知ることができる古川柳が、今も残っている。
沖縄県では、タイモを茹でて搗き潰し、砂糖を加えて練り上げた「芋きんとん」のような料理を「でんがく」(リンガク)と呼ぶ。そのため、本土から来た観光客が居酒屋で「味噌田楽」のつもりで「でんがく」を注文し、出てきたそれに戸惑うことがあるという。
wikiより