人類の歴史には1万年周期で、革命が起こっていると言われます。
今から1万年前、メスエテ公と呼ぶにふさわしかった
我らの女先祖様たちは、己の毛髪をのばし放題でした。
蛆、虱、蚤がわきくさる己らの毛髪を快適にせんがため、
超原始的な手段を用いて、散髪とも呼ぶに劣る、
整髪行為を行っておりました。
そんな彼女らが考え出したのが、以下の革命的アイデア。
『長い毛髪を頭の上でオダンゴにし、
動物の小骨をカンザシ代わりにブッさす』
それから、1万年後。
突然、革命は訪れます。
YES. 神取忍の登場。
彼女は『女性の毛髪は長く、美しいもの』という、
完全無欠なテオリーをデストロイする、
『角刈り』という毛髪ヘアスタイルで、
我らイエローモンキーの前に表れ出たのです。
私はドリカンを目の当たりにした瞬間の、
あの感情、衝撃、つまり、リビドーを未だに忘れられません。
いくつもの直角で囲まれた頭の女の、
憤怒と苦悶とエロスの表情を忘れられません。
故に、我、角刈られた女を愛す。
故に、我、直角で囲まれた頭の女を愛す。
故に、我、神取忍を愛す。
困ったときには