maximum10が仕掛けるコミック
『NIVAN RUNDER』のコミュニティー。
藤田健司
(原案: COCKPITS)
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〜プロローグ〜
30世紀末・・・。
かつて月と呼ばれた衛星は去り、
もはや地球は死の星と化していた。
舞台は元第2衛星『ニヴァン』。
時代は遡り・・・
2101年8月19日、突如として現れた月以外のもうひとつの衛星『ニヴァン』。人類は、あまりに劣悪な『ニヴァン』の環境調査結果を受け、移住開発は行なわず、時代遅れとなったロボット達の廃棄場を兼ねた、工場星化を実行した。
同時に、人類に最も近い頭脳を備えた支配者階級機『FP品番』を専用開発し、ニヴァンの統治さえもロボットに行わせる『RUNDER(Robots under Robots→R Under Rの略)』計画を押し進めた。
計画の要となったのは、『ニヴァン永久動源禁止法』。ニヴァンに廃棄されるロボットはすべて、永久動力源を除かれ、『ソニカ(SN+)』ガスによる代替源が組み込まれた。その政策に対して、強い反発を示したFP以外の労働階級は、燃料支配からの解放を目指し、全く新しい永久動力源の開発に着手したが、FPからの弾圧を受け、遂にレジスタンスとFP品番との間で、ニヴァン初の世界大戦が始まった。
母星に住む人類からのバックアップを受け、終始戦況を有利に進めたFP軍が、遂には2530年末、長年レジスタンスを率いた英雄『SK8-0000079(NACK)』のメモリーイレースを確認。残された陣営は、ほぼFP軍に投降し、『第一次ニヴァン大戦』は終結した。
諦めにも似た平穏がニヴァンを包み始めた2545年、地球を無数の隕石が来襲する。すべての人類を失い、約半分の大きさに削り取られた地球の引力変動により、月は衛星周期から離れ、太陽系の新惑星となった。第一衛星となった『ニヴァン』・・・その後も淡々と創造主のプログラミング通りに、それぞれの指命を行う両階級のロボット達。かつて母星の支配者であった人類然と、差別を内包しながら進化していくFP品番と労働階級。
そして、時は戻り、2989年、現在。
この星自体が400年以上も前から本来の意味を失っているのにも関わらず、生産物供給運搬機は毎月のように、決まった日付に数千と一斉に地球へ発射され続けており、人類への献花にも見えるその壮大な光景には、想像を絶する美しさと虚しさ、そして、悲しみとが同居していた。
NIVANで産まれた労働機NEW GENERATION達が、そっと語り継ぐ伝説・・・大戦中にFPをも超える回路を持った新世代が開発されていたなどという、嘘か誠。大戦の終結間際、レジスタンス達が、極秘裏に開発に成功したと噂されている『747』という何らかの規格を唯一搭載した『SEVEN』という名の新世代機について・・・その噂を聞く度に、労働機達は、どこか部品の片隅で得体の知れない熱いものを感じているのだ。
それの正体も、希望というその呼び名もまだ知らずに・・・。
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official web site:
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(『プロローグ1』が載ってます)
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2010.01,13発売
FACT/3rd Album『In the blink of an eye』の初回限定盤に、
『プロローグ2』が特別掲載されたコミックがつきます。
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サントラが発売されてます!!
Seventh Tarz Armstrong『The World Is Mine.』
info:
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FACT『FACT remixed NIVAN RUNDER SOUDRUGS』
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