「機動力のある車があんなに強いと思わなかった。とにかくこちらの照準に入らないんだ」
米軍の一戦車兵の話である。
米軍基地を占領したクレージーエンジェル(暴走族連合)は豊富な武器を利用してチューンナップカーを重武装かし、ダイナマイト・パスター(高速戦闘車)を持つに至った。戦車並みの装備にレーシングカー並みの性能を持つ彼らの車はまさに強く米軍と自衛隊の戦闘車輌ではとても歯が立たなかった。
そこで高速パトカーを多数持つ警察がパトカーを改良、クレージーエンジェル対策スペシャルチームとして生まれたのがマッドポリスである。
ゲリラ化したクレージーエンジェルが多量の武器を手にした!
高速で破壊活動をするダイナマイト・パスター(高速戦闘車)、彼等の行動をいかに止めるか、マッドポリスカーの開発はここから始まった。
車輌の徹底軽量化、新エンジンの開発、防弾ケプラー、ガラスの技術導入、自衛隊、米軍による重火器、弾薬の供出、武器使用に関する法令改正等、次々と難問を解決し、僅か3ヶ月でマッドポリスチームの編成を完成させたのである。
198X年夏、クレージーエンジェルによる、米軍基地占領以後生まれたマッドポリスは、警察機構の中にありながら出動指令(ホットコール)は歴代首相の手にゆだねられている。
隊員は警察官を中心にジェットパイロット、レーシングカーレーサー、ラリードライバーなどのスペシャリストで編成され、通常2人1組でマッドポリスカーに乗り組んでいる。
現在マッドポリスカーは4台1チーム、合計12チームあり、全国的に広がりつつある超過激暴走族クレージーエンジェルのダイナマイトパスター(オバフェンカー等に銃器を搭載した高性能車を彼らはこう呼ぶ)撲滅の為に24時間体制でホットコールに備えている。
「砲等回せ、早く!」61式中戦車の中で戦車長が叫んだ。
着弾音が車内に響く。
「だめだ、ダイナマイト・パスター(高速戦闘車)に追いつけない!」
「撃たれるぞ!」
戦車長が2台の敵をテレスコープの中に見た時だった。突然先頭の車の一台のフロントが横に吹き飛んだ。
続いて壊れたビルの陰からスーパーチャージャーの音とともにバイオレットの車が飛び出した。
「助かった!ビーナスだ」
交差点を100?/hを超えるスピードで4輪ドリフトさせながら残りの1台を追う、敵の一台がバズーカを発射したが、お互いのスピードが速いので外れ、ビルの一角で爆発が起きる。
一瞬追いついたかに見えた時、大音響とともに敵は爆発した。
ガトリング銃が命中したのだ。
マッドポリスカーの乗員は2名のコマンドが乗り組むバディシステムをとっている、これは攻撃の時にも1人が必ず防御手段を考えるためで、危険な作戦行動でも生還率の高い一因となっている。
すべての車には、コンピューター管制装置がつけられているが、これはMP局のコマンドセンターのマザーコンピューターと無線によりオンライン化されており、CRTディスプレイ、音声を通じてあらゆる情報交換ができ、クレージーエンジェルの動きやダイナマイトパスターの性能などがすぐにわかるので、コマンドセンターからの直接指示により、すばらしいチームワークができるシステムとなっている。
(フジミ模型:「マッドポリスストーリー」より)
フジミ模型が好き
カーモデルが好き
カーモデルの研ぎ出しが面倒臭い
改造プラモが好き
バカプラモと言う言葉に魅力を感じる
MAD MAXは好きだけど何かが違う
家にプラモが余っている
どれか一つでも当てはまったあなた!
入隊決定です!!
困ったときには