一九四三年、陸軍所属の微用船が厳冬の北海道・知床岬で難破。
生き残った船長と乗組員の少年の二人は、氷雪に閉ざされた飢餓地獄を体験するが、やがて少年は力尽きて餓死。
極限状況のなか、船長はついに少年の屍を解体して「喰人」してしまう。
遭難から二ヵ月、一人生還した船長は、「奇跡の神兵」として歓呼されるが、事件が発覚すると、世界で初めて「食人」の罪で裁かれた――。
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